2月に挿した台木用のノイバラは、けっきょく移植しないままで、現在腰の高さまで成長しています。九月までこのまま育て、外側の列を「芽接ぎ」の台木にしようかと目論んでいます。地植えしたノイバラに芽接ぎをする方法は、「相原バラ園 芽接ぎ苗の話」を参考に。
梅雨の晴れ間。気温は高いけど強い南風が心地よく、麦わら帽子が飛ばされないよう押さえながら、ノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)の「緑枝挿し」をしました。こぼさんから「ハクロニシキ」や「ポールズヒマラヤンムスク」などの枝をいただいたのでそれらと一緒に、条間20cmの4条、列間30cmで、10品種計150本です。
ノイバラの穂木40本は、この春に伸びたものの中から早めに硬くなったものを選び、節間が長めのものは3節(写真右)、詰まったものは4節にしました。
7cm程を土に挿します。太さは7mm前後です。それより太いものや柔らかすぎるもの、細いものは捨てました。残す葉は上4枚下2枚程度にしましたが、これは適当でいいような気がします。この台木は来年9月まで育てて「芽接ぎ」用の台木にするつもり(皮算用)です。
挿し木に使用した畝の前作はたまちゃんからいただいた「分けつネギ」で、その肥料はEMボカシ、有機石灰と多めの籾殻燻炭が入れてありました。今回は肥料などは全く入れていませんが、前作のネギは「肥料喰い」なのでEMボカシを多めに投入しましたから、その残肥があるだろうと思います。pHは6.0前後でしょう、pHメータは持っているけど、計るほどのことではないから省略。その畝を耕起し黒マルチを張りました。ベッド幅1メートル、長さ12メートルです。
湿度を保つため農ビの穴空きトンネルを張るべきか迷いましたが、作業やその後の管理が億劫に思えて今回はパス(苦笑)。穂木を保護するために必須の日よけは寒冷紗ではなく「すだれ」を使用しました。畝の湿度を保つために意図的に高畝にはしませんでしたが、それでも梅雨明け後には潅水作業も必要になると思います。裾のピンを外せば水やりも簡単にできます。心配なのは台風ですが、すだれをマイカ線で押さえて、後は神頼み(笑)
この結果は、2011年7月28日木曜日の記事「緑枝挿しの途中経過」をご覧ください。