このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙くて誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

2011年9月19日月曜日

オーガニックはつらいよ

またドジな話を思い出しました。

Black Spot Remover Tonic

作り方:Black Spot Remover Tonic

"black spot disease" 文字どおり"黒点病"ですが、そのリムーバートニックについてです。レシピや使い方はこのページを参照していただくとして、バーバラさんの鉢植えを借りて早速テスト開始。

8月27日(翌日)

出来上がったトニックを、黒点病がある葉の表裏に刷毛で塗り付けます。

8月30日(4日後)

葉色が少し黄色くなっている他に何か変化が見えますか?

そして9月1日(6日後)

風に吹かれたのか、色が黄色くなり始めていた葉っぱそのものが忽然と消滅。ドジ。

「あ~あ。これじゃBlack Spot Removerじゃなくて、Leaves Removerだよ。だいいち、葉の表裏に塗布するなんて、そんな面倒なことができるか。いったい黒点病の病葉が何枚あると思うんだ。自慢じゃないが5万枚だぞ」と悪態をついていると、横からバーバラが「でも、黒点病が広がらなかったのは効果があったと言えるんじゃない?」

う~ん、そうなのかな。もう一度試す価値はあるのかな。濾して薄めたトニックを噴霧器で株全体に散布することで黒点病の予防になるかな?

Japanese Beetle:Bye-Bye Beetles Spray
A Very Organic Way To Go After Beetles

作り方:Bye-Bye Beetles Spray

Japanese Beetleとは「マメコガネ」のこと。これも作り方は簡単。出来たものを巣箱のように口を開けたペットボトルに入れる。似たようなトラップを以前も作ったことがあるけど、そのときは「ストチュー」だったかな、今回はバナナとイースト菌を使うところが目新しい。「これはマメコガネの最盛期に使え」という指示あり。

あれっ?あれほどバラを食い荒らしていたマメコガネが今はもういない。ドジ。仕方なくペパーミントに群がっている別の種類のカナブンのそばに設置。カナブンにもドジな奴がいて、ポツリポツリと誘い込まれる。そうやって5匹程入ったときふと気づいた。
『このぶよぶよになったマッシュドバナナとカナブンの死骸が入ったペットボトルをどう始末するんだ?』

ナメクジを退治するのに容器に入れたビールで誘引しその中で溺死させる方法は有名?だが、あれと同じ。効果はあるけど◯◯◯を片付けるのは、つらいよ。穢い話ですみません。ドジ。

2011年9月2日金曜日

ウリ坊が中耕のお手伝い

イノシシって案外賢いですね。花壇が草だらけだった時には草の根が邪魔だからでしょうか何もせず、除草したら途端に掘りくり返してくれました。例年この時期には電気柵を設置しているのですが、今年は作業が遅れてこの有様です。

たぶんミミズを狙っての仕業でしょうが、ミミズが多いのを有機物が豊富と喜ぶべきか、それとも未分解の粗大有機物が多いからと問題にすべきか。ミミズだけでなくコガネムシの幼虫も食べてくれたでしょうか?それなら嬉しいけど。幸いなことにバラの根元はまったく掘っていませんが、これは?

バラの被害は、テスト中の「芽接ぎ挿し」が2本踏みつぶされました。その1本は1cmほどの根が3本出ていたので残念です。その他は遮光ネットが「遮獣ネット」になって、なんとか守られました。

ま、いいや。2日間かけて周囲に電気柵を張り巡らせました。パワーユニットはガラガー社製のB-12で、周囲約200メートルの3段(一部4段)張りです。実測5,000Vのパルス電流が流れます。強力なパワーユニットはアフリカ象も倒すそうですが(ホントか?)5,000Vのパルス電流では、感電すると腕が軽くしびれる程度(何度か経験済み)です。地面がマイナス電極なので、地下足袋を履いていないウリ坊にはこれは相当のショックでしょうね。

電気柵には問題点が2つあって、感電したウリ坊がビックリして柵の内側に突入すると母親も感電を恐れずそれに続くそうです。もう一つは雑草。草が電線に触れると漏電して電圧が下がるので、頻繁に草刈りをする羽目になります。

ま、いいや。 ウリ坊が中耕してくれたので、バラは喜んでいるでしょう。