1月21日と23日で、バラの栽培品種の挿し木をしました。
株間と条間は各20cm(中央のみやや広め)で、12M畝に計240本です。
オールドローズからモダンローズまで、挿し木の容易な品種から難しいとされるものまで、1品種4本ずつ約60品種を挿しました。
こんなにたくさん挿したのは、自根のバラ(Own Root Roses)の生育を確かめたいからです。自根でも生育が旺盛な品種まで接ぎ木をするのはヘンだと思うし、5年、10年と栽培してみて、自根のバラと接ぎ木したバラを比較してみたいと思っています。
もちろん、接ぎ木にもおおいに関心があります。昨年は台木用に170本ほどのノイバラを2月と6月に挿したのですが、そのほとんどは粕屋町バラサークルの実習材料として提供する(した)ので、今シーズンは自分用の台木が少ししかありません(笑)ま、いいか。今年はノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)の親木を更新するので、掘り起こした親木の太根でも使いましょうか。
21日の午後から挿し始め、夕刻までに120本。22日は仕事などで作業ができませんでしたが、うまい具合に少し雨が降って潅水の手間を省いてくれました。23日はぬかるみに難儀しながら、バーバラと協同作業。私が穂木を調整し、バーバラが挿していくのですが、吹きさらしの畑でじっと座っての作業は寒かったです。バーバラさんも寒かったでしょう、お疲れさま。ありがとう。
強風の中でトンネルのビニール張りもなんとか終えて、やれやれ、これで一安心。農家は田植えが終わると「さなぼり」というお祝い(田の神様に感謝し、一緒に作業した家族と手伝ってくれた人にご馳走をふるまう)をしますが、私もそんな気分。でも、寒さに疲れたのか、夜はすぐ眠ってしまいました。