このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙く、論理も雑駁で、誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

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2012年4月25日水曜日

バラの「水挿し」

バーバラさんが2月8日に挿した「水挿し」の2ヶ月半後の様子です。

バラの水挿し

「味付たこ」の箱にビニールが掛けてあるだけの超簡易なものですが、バーバラさんが工夫したのは「珪酸塩白土」(商品名:「ミリオンA」)を入れていることです。

コップの底に僅かに見えている白っぽい粒が「珪酸塩白土」です。その上に、キッチンペーパーを敷いています。これで2ヶ月半の間まったく水を交換すること無く、それなりに順調に生育してきました。ミリオンAの効果は絶大で、水が腐りませんでした。蒸散して減った分を補充しただけだそうです。

同時に(比較)テストした「切り花活性剤」を使った水挿しは、約5日間隔で新しい水に交換し続けたにもかかわらず、挿し穂が(たぶん雑菌が増えて)枯れてしまいました。

バーミキュライトなどを使った土に挿したものが苦戦している(生き残っているのは1本だけ)ので、「水挿し」の成績の良さが目立ちます。

ちなみにこれらの挿し穂は、私が接ぎ木に使用した枝の残りです。捨てるはずのものを拾って水挿しにしました。6cmと短くてもだいじょうぶでしたね。写真にはありませんが、枝の太さが2mm程の細い挿し穂もがんばっています。

発根するまで時間がかかりましたが、葉も元気ですし、まもなく鉢上げができるでしょうね。嬉しいね、バーバラさん。

追記;その後の経過など「水挿し」関連の記事は以下ををご覧ください。

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