このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙く、論理も雑駁で、誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

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2012年4月14日土曜日

バラの種播き 2ヶ月後

2月9日に播種したノイバラの、約2ヶ月後4月13日の状況です。
発芽率はそんなに良くはないだろうと思っていましたが、嬉しい誤算で、ビックリするくらい大量に発芽しました。

2月中旬に鹿屋市を訪問したとき、「花*薔薇*会」の徳田氏にお目にかかることができ、またそのお庭なども拝見したのですが、その折ノイバラ台木の実生苗作りも勧められました。ローズ・コンシェルジュの資格を持ちバラや園芸全般にとてもお詳しい徳田氏の方法は「育苗箱を小型のガラス温室に入れて夜間は少し加温する」のだそうです。

私は露地に播き保温は不織布のベタ掛けのみ。2度の大雪や遅霜もあって『これこそビニールトンネルにすれば良かったのかな』と後悔。でも、バラの幼苗は強いですね。寒さには負けませんでした。

 

ノイバラは実を採取した時期ごとに区分けして播種しましたが、最も結果が良かったのは12月に採取したもの(写真)、次いで1月採取のものです。10月や2月のものも発芽し、さらに12月採取のタネで水に浮いたものもそこそこ発芽しました。

覆土は5mm~10mm以下だったのですが、極端な発芽遅れや「転び苗」もありませんでしたから、これもまぁ適切だったのでしょう。

 

苗は現在3枚葉が3葉展開し、根長は10cm程度です。無理に引き抜いたので細い根は切れたと思われます。注目するのは初生葉(双葉)直下の白い部分。秋10月にはここに「T字法芽接ぎ」をしますから、この部分が長く素直に伸びているのが適当かと。写真では下の苗ですね。これを「浅植え」するのがコツだとか。「いぶし銀のバラ屋」のバラ息さんにそう教えていただきました。

定植はもうしばらく後のことになりますが、そろそろ薄い液肥をやったほうがいいでしょうか。。

T字法芽接ぎの台木は160〜200株作る予定ですが、この幼苗は大量に余ると思われますので、もしご希望の方があれば差し上げます。それでも余るでしょうから、バーバラさんが『"おひたし"にして食べようか』と言っております(笑)

その他の原種系や栽培品種もそこそこ発芽しました。楽しみです。
ローズヒップの提供や播種の準備を手伝ってくださったみなさん、ありがとうございました。

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