このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙く、論理も雑駁で、誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

お知らせ

バラの育種 を仲間と共に学びたい初心者を対象にした オンライン勉強会 を計画中です。

オンライン ミーティングシステム "Zoom" を利用して、月2回(年間20回程度)の開催で、 参加費無料の勉強会です。

内容は「ばらの育種オンライン勉強会」 案内ページ をご覧ください。



2015年11月15日日曜日

嬉しい 招待状

「美しい 10月」で紹介しましたが、10月7日に粕屋中央小学校の3年生139人がバラ花壇の見学に来ました。この成果を保護者や関係者に披露する「学習発表会」の案内がデービッドさんと私(ヒゲじいちゃん)に届きました。ていねいな手書きの招待状が7通も。「ひげじいちゃんへ」というのがなんとも可愛く、嬉しいです。
デービッドさんが来れないのが残念だけど、これは何をおいても見学に行かなければ。


10月7日 粕屋中央小学校3年生 福岡魁誠高校のバラ花壇を見学

写真上左:ここはひげじいちゃんが担当した、食用にするバラの花壇前です。

ここでのテーマは「食べられるバラと土作り」で、『元気なバラを育てれば、農薬をほとんど使わなくてもきれいな花が咲くんだよ』『元気なバラを育てるためには土作りが大切で、赤玉土と腐葉土を使います』『肥料は九州大学の先生が研究されたものを使っています』という話(など)をしました。

子どもたちは熱心に記録しています。私の説明が子どもたちに届いたのか、心配だったのですが。。

デービッドさんも遠路鹿屋から駆けつけ、質問に答えます。子どもたちは物怖じすることもなく英語で "Good morning!" と話しかけていたそうですが、「デービッドさんのほうが照れていた」と(後で)聞きました。笑。

照れるのはいかにもデービッドさんらしいのですが、デービッドさんと子どもたち、どんな話をしたのかな。
彼が説明を担当したのは今年作った「イングリッシュ・ガーデン」です。「リセットの9月」のラストにその プランを掲載しています。植付けは4ヶ月前の6月9日。子どもたちの背丈ほどに成長しました

粕屋中央小学校の3年生は4クラス。クラスごとに分かれて、2カ所の花壇とこのプロジェクトを実現した粕屋町商工会(福田賢輔会長)の西野経営指導員と福岡魁誠高校の平田教諭が担当するバラジャム試食などを、高校生の案内で巡回しながら見学します。

なので担当者は同じことを4回話すのですが、子どもたちが熱心に話を聞いてメモをとるので、きつくはありません。私からの問いかけにもハキハキ答えて、すばらしい子どもたちです。見直したぞ、3年生!
中には砂遊びを始めるワンパク小僧もいましたが、私はそういう子は好きです。私の息子もそうでした。笑。


11月14日 粕屋中央小学校 学習発表会

3年生の発表は「発見!私たちの町」〜希望にあふれ、栄えていく町に〜 というタイトル。

バラが「町花」に選ばれたいきさつ、駕与丁バラ園や 町内のバラ花壇、ボランティア・グループの活躍などをわかりやすく紹介していきます。そして「たべられるバラ」の紹介。

  • デービッドさんが教えてくれた事も発表の内ようにあります。
  • イングリッシュガーデンの写真も出てきますよ。
  •  
  • ひげじいちゃんに教わったバラのことを大きな声で言います。

ひげじいちゃんの話が子どもたちに届いたのか不安だったのですが、例えば、「1グラムの土の中には10億の微生物がいて、それがバラの生長に役立っています」など、話を正しく理解していて、それを元気よくきちんと発表したのには感心しました。バーバラさんは「感動した」と言っていました。

「リセットの9月」に『バラを喜んでくれるのかちょっと心配なので、ピーターラビットでも置きましょうか』と書いた私の不明を恥じるばかり。

これはたぶん3年生担任の先生方の指導(事前のリサーチや、まとめ)がすばらしいこともあるのでしょうね。
見学の日に子どもたち全員が持っていた記録用紙。その内容は見ていませんが、記入する子どもたちの様子から先生方のこの授業への取り組みの熱心さが伝わりました。

そして、「まとめ」は以下のようなものでした。

  • 愛や希望にあふれた町にしたい。
  • バラの花で 町をいっぱいにしたい。
  • バラの花を 有名にしたい。
  • ほんとうにできること、手伝えることを考えていきます。

教頭先生の話(講評)

「学習をしながら、これからやってみたいことを考えていたのが良かったです。粕屋町を希望にあふれさらに栄える町にしたいというみんなの気持ちが伝わりました。」

粕屋中央小学校3年生のみなさんへ

みなさんが、学習した事を正しく理解し元気よく発表したことを、ひげじいちゃんはとても嬉しく思いました。 教頭先生のお話にもあったように、自分たちが今できる事や、大きくなったらしてみたいことまで考えていたのが、特にすばらしかったです。

みなさんがりっぱに発表した事をデービッドさんにも必ず伝えますね。デービッドさんもきっと喜ぶことでしょう。 3年生のみなさん、ありがとう!

ひげじいちゃんより



0 件のコメント: