このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙くて誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

2022年10月15日土曜日

バラの病虫害 防除記録 2022 秋

このページは、7月24日の記事:「バラの病虫害 防除記録 2022 夏」 の続きです。「農薬使用回数の削減(カウント数)」や「発生程度」など、表の内容についての説明はそちらを見てください。

病虫害防除についての私の基本的な考えは、6月28日の記事:「バラのうどんこ病対策」 に書いています。

秋の防除実績は、栽培の場所(2棟のハウスで栽培内容が異なる)で区分し、病害と虫害の防除を同時に記録します。

FRACコード表日本版(2023年8月)pdfファイル  IRACコード表 国内向け(2021年9月版 Ver10.1)pdfファイル

「特別栽培農産物表示ガイドライン」において節減対象とならない農薬pdfファイル


1 ハウスA(ハイブリッド ティ)
散布日散布前
発生程度
殺菌剤散布7日後
状況
作用機作
グループ名/主剤
FRAC
IRAC
展着剤 倍率
種類
カウント数
累計
備考
1 9/2 0 パンチョTF顆粒水和剤 0 フェニルアセトアミド
作用機構不明U 6
U6 まくぴか 5000倍
シリコン系
9 1
観察 スリップス 15頭/200花 2
2 9/16 オルトランDX粒剤 有機リン系 アセフェート
ネオニコチノイド系 クロチアニジン
1B
4A
10
11
3
3 9/21 0 パレード20フロアブル 0 SDHI殺菌剤/ピラジフルミド
病原菌の呼吸を阻害
C 7 ドライバー 3000倍
高濡れ性・アジュバント
12 4
スピノエース顆粒水和剤 スピノシン系/スピノサド 5 5
4 9/30 珪酸塩白土 ミリオン 珪酸(SiO₂) 72.96%
細胞壁(パピラ)の強化
6
510/3オルトランDX粒剤有機リン系 アセフェート
ネオニコチノイド系 クロチアニジン
1B
4A
13
14
610/4ホリバー(ブルー)スリップス 粘着トラップ7
710/60アグロケア水和剤0バチルス ズブチリス HAI-0404株
複数の作用機構 微生物製剤
BM 2ドライバー 3000倍
高濡れ性・アジュバント
8
810/8珪酸塩白土 ミリオン珪酸(SiO2) 72.96%
910/100アグロケア水和剤0バチルス ズブチリス HAI-0404株BM 2アプローチBI 1000倍
スプレー・アジュバント
9
1010/15観察
摘葉
スリップス発生か
菌密度を下げるため古葉を除去
10
1110/180.1エタノール20%うどんこ病 発生
芋焼酎で葉面を払拭
11
1210/190アグロケア水和剤バチルス ズブチリス HAI-0404株BM 2アプローチBI 1000倍
スプレー・アジュバント
12
1310/20ホリバー(ブルー)
ヨーグルト
スリップス 粘着トラップ
スリップス 誘引トラップ
13

:「散布前の発生程度」や「散布7日後状況」は、うどんこ病の発症程度の "印象評価" で、客観性はありません。

概況

ハウスAではハイブリッド ティの1〜7年生株を10号鉢で 120鉢 ほど栽培していて、交配した株もこの中にある。8月末までにハウスAのうどんこ病はほぼ根絶したと思われる。

内在性のうどんこ病菌がいれば葉面が歪んだり赤変するのだろうが、疑わしき状態の葉も徐々に少なくなって、ほとんど気にならなくなった。

9月になって「パンチョTF」と「パレード20」を散布したので、菌密度はさらに低下したものと思われる。展開している新葉に虫害も見受けられず、季節的にもとても綺麗なので、嬉しい。うどんこ病が出ないとステムの伸びも良いようだ。これは思い違いではないと思う。9月9日の記事:「バラのうどんこ病についての考察・補遺」で引用した「植物細胞における活性酸素種の発生部位と機能について」を参照。病虫害を受けたバラは防御態勢に入り、成長を自己抑制する。

カウント数は8月末までに累計9。目標は30以下だが、このまま推移したら20以下もあり得る。

備考(表の右端の項目)

  1. ハウスAは8月末までにうどんこ病の菌叢は消えた。しかしどこかに潜んでいるだろう菌を叩くために散布。

  2. 2〜3番花を200輪ほど咲かせ、それを一斉に切って花の中にいるスリップスの生息数を調べた。大量の花弁なので、見逃しも多いと思われる。白花系の花弁に僅かながらも薄茶のシミがあったし、スリップスがいるのは間違いない。調査後に、花殻をビニール袋に入れ家庭用の殺虫剤をスプレーして焼却。成虫の密度はかなり下がったのではないかと思われる。

  3. 「オルトランDX粒剤」の使用目的はスリップス対策。悪評高いネオニコ系なので使用するには抵抗感がある。
    なお、この殺虫剤の有効成分は2種類なので、カウント数は2になる。

  4. うどんこ病菌が菌糸を伸ばす時期ではないので、潜んでいる菌の「息の根を止める」のが目的。「パレード20フロアブル」はSDHI殺菌剤で、これは病原菌の呼吸(ミトコンドリア電子伝達系・複合体IIのコハク酸脱水素酵素の働き)を阻害する。
    このミトコンドリア電子伝達系・複合体IIの機構そのものは病原菌に限られたものではなく、宿主植物やあるいはヒトであっても同じ。しかし、散布後にバラに影響が出たようには見えない。どのような機作で病原菌だけを狙い撃ちできるのだろう。バラとうどんこ病菌では、コハク酸脱水素酵素に微妙な差があるのだろうか?  ・・と、今なおしつこく疑問を持ち続けている:p

  5. 「スピノエース顆粒水和剤」は有効成分が土壌放線菌(サッカロポリスポラ スピノサ)。化学合成殺菌剤ではないので、カウント対象外。使用目的はスリップス類の他にコナガの防除。
    これは害虫に作用する "神経毒" なので、スリップス類やコナガの成虫を確認できない状態での使用は、タイミングを誤ったかもしれない。説明書にも、使用時期は "発生初期" と明記してある。

  6. 「珪酸塩白土 ミリオン」の使用目的は、花の発色をよくする他に、ケイ酸による細胞壁の強化。特に「パピラ」の形成にはケイ酸を必要とするらしい。パピラについては、8月15日の記事:「バラのうどんこ病についての考察・前編」の「Ⅱ章 病原糸状菌と植物の戦い」で紹介している。施用量は1回5㌘/10号鉢を1週間隔で2回だが、これが適量なのか不明。もちろん一般性はない。

  7. スリップスはサナギの状態で鉢土の中にいるのかも?と思われるが、10枚設置した粘着トラップにはまったく姿が見えない。しかし、ハウスの防虫ネットの目合いは1㎜なので、今後「糸目」が見え始める時期に外から侵入してくる可能性がある。0.6㎜目合いなら防げる(ネットが赤色系ならより効果的=スリップスは赤色光が見えないので赤花には被害が出ない。赤色系のネットが張られたハウスは、スリップスには黒に見える)らしいが、0.6㎜目合いでは風も通りにくいので、1年で使用を止めた。

  8. 植物活性エキス「ビタナール」 /メルビー酵素と 植物活性材「鉄力あくあ F10」/愛知製鋼 をアグロケア水和剤と混用。「ビタナール」はバチルス ズブチリス菌の餌になれば…と考え、「鉄力あくあ F10」はクロロシス予防とカルシウム補給が目的。Ca不足になるとチップバーン現象(うどんこ病の初期症状と見分けがつきにくい)が出るので、その予防。

  9. この時期はステムの伸びが速い。新しく展開した葉にはバチルス ズブチリス菌がいない(少ない)と思われるので、追加散布が必要と判断。前回と同様に「ビタナール」と「鉄力あくあ F10」も混用。新葉の展開に合わせて、これを数回繰り返すことになるだろう。
    「ビタナール」は福岡バラ会の星隈会長に教えていただいた資材だが、散布1週間後にはその効果が出ているのか、うどんこ病の根絶と併せて、新葉が例年以上に綺麗 だ。

    10月15日追記:ヤツデ葉 出現
    「ビタナール」は肥料的効果が強いようで、品種によっては伸展し始めた三枚葉 (or 柳葉)が元気が良すぎるのか「ヤツデ葉」になっているものもあり、ヤバイ 状況。

    写真左はその一例で、品種は「魅惑」。画面中央の手前側の葉。このような「ヤツデ葉」ができた株が、栽培中の124株のうち、7品種16株もあった。

    この原因は "肥料過多" だろう。8月の施肥ではビタナールの使用を意識していなかったが、ビタナールを使わなかったとしても、この葉の大きさ(特に右後に見える三枚葉)は明らかにバランスが悪い。

    夏の間はECが650に下がり、剪定前に施肥したのがこの結果に。今から思えば、剪定後の9月28日に「リキダス」を使ったのが悪影響したようだ。「リキダス」の絶大な効果はわかっているので使用濃度は1/2なんだが、どうも私は『栽培のセンスがない』=バラの声を聞き取れていない と改めて思う:p

    写真ではステムが寸詰まりに見えているが、実際はステムの伸びは良く、きれいな五枚葉が8節(40葉)ある。

  10. 10月4日に設置したスリップス用(ブルー)粘着トラップ「ホリバー」に、これまでスリップスは見当たらなかったが、今日になって1シートあたり2〜3頭のスリップス(らしき小さな虫)の残骸が、栽培品種に関係なくハウス内全域で見受けられるようになった。今日の時点で蕾の大きさは(バラツキはあるが)"大豆粒" 程度で、早いものは糸目が見え始めた。開花2週間前のこの時期になって急に出てきたようで、バラもスリップスも自然のリズムに合わせているんだな。

    開花が間近になったこの時期に化学合成農薬は使えない(使いたくない)。「スピノエース顆粒水和剤」を再散布するか、粘着トラップを増設するか、無視するか。

    ハウス内の菌密度を少しでも下げるために、新葉がしっかり展開したステムの変色した下葉(古葉)を除去した。

  11. うどんこ病 発生
    うどんこ病が発生した。120株ほどの中の一葉だが、残念。
    撮影は iPhone 6s。近接撮影はこの程度が限界のようで、7㎜ほどの菌叢は鮮明ではないが、既に菌糸が伸び、分生子も散らばっているように見える。

    応急処置として、芋焼酎(エタノール20%)をカット綿に浸して葉面を拭いた。水拭きでは翌朝には菌糸が再生する。
    芋焼酎はこのような事態に備えてハウスに常備してある:p

    焼酎(エタノール)の作用機作は "溶菌" 。殺菌力の強い「消毒用エタノール」は 76.9~81.4 vol%(日本薬局方)だが、この濃度ではバラの細胞も痛めてしまう(数日後に、斑点状に黒化する/テスト済み)ので、菌叢をサッと拭き取るには 20度(%) の焼酎がちょうどいい。

    この後どうすべきか迷うが、まだ糸目が見えていない硬い蕾も多いので、もう一度「アグロケア水和剤」を明日にでも散布しようかと考えている。
  12. バチルス菌とビタナールの効果を最後まで見届けるために、当初からの予定どおりにアグロケア水和剤(2000倍)+ビタナール(6000倍)+鉄力あくあ F10(4000倍) を散布した。これが開花前の最終散布になるだろう。

  13. スリップス対策
    薬剤の散布は避けて、粘着トラップ「ホリバー」|アリスタ ライフサイエンス㈱と、ヨーグルトを使う誘引トラップで対応することにした。

    「ホリバー」は計20枚を設置。最初の設置は8月1日。8月9月はほとんど捕獲できなかったが、10月になってからは1日1匹程度だが、日増しに増えているような気がする。
    上左:8月1日に設置したホリバー。大きな黒点はハエの類。微かな点がスリップス。画像クリックで拡大表示。

    数日前から、鉢の縁を素早く動き回っている小さな虫が目につくようになった。 これがスリップスかどうかわからない(僅かに大きいような気もする)が、春秋の開花期に毎年出現する。これがスリップスなら羽化直後で、この時期の活動域は蕾がまだ固いステム上部ではなく、鉢土の表面付近なんだろう。これはヨーグルトの誘引トラップで、ある程度は捕獲することができる。


    ヨーグルトを使った誘引トラップは、福岡バラ会の講習会「ドクター古藤の園芸講座」で教えていただいたもの。ドクター古藤は "魔法の黄色いバケツ" を使われる。この黄バケツは、15年ほども前にJA糸島の "アグリ" で購入し野菜栽培の害虫駆除に使っていたが、今は手持ちがないので白の鉢底皿で代用。スリップス以外の害虫も同時に狙うなら、やはり黄色がいいと思う。
    ヨーグルト・トラップの作り方は上記リンクを参照。ヨーグルトの種類は特に限定しないようだが、 "プレーン" が無難かな。ハチミツを混ぜる割合も適当でいいみたい。

2 ハウスB(育種中の当年生実生苗)
散布日散布前
発生程度
殺菌剤散布7日後
状況
作用機作
グループ名/主剤
FRAC
IRAC
展着剤 倍率
種類
カウント数
累計
備考
19/20,5パンチョTF顆粒水和剤0.3フェニルアセトアミド
作用機構不明
U 6まくぴか 5000倍
シリコン系
9
29/16ベニカXガード粒剤ネオニコチノイド系 クロチアニジン
バチルス チューリンゲンシス
(宿主の抵抗性を誘導する細菌)
4A
10
39/210.3パレード20フロアブル0.2 →
0.1
SDHI殺菌剤/ピラジフルミド
病原菌の呼吸を阻害
C 7ドライバー 3000倍
高濡れ性・アジュバント
111
スピノエース顆粒水和剤スピノシン系/スピノサド5
49/28ハウス内整理接木+挿木の当年株90鉢と、実生台木の60鉢、計150鉢をハウス外に移動
ハウス内は去年交配した幼苗の64株のみになり、陽当たりと風通しが改善
510/8珪酸塩白土 ミリオン珪酸(SiO2) 72.96%
細胞壁(パピラ)の強化
610/100.1フルピカ フロアブルpdfファイル根絶AP殺菌剤 メパニピリム
アミノ酸およびタンパク質生合成を阻害
9アプローチBI 1000倍
スプレー・アジュバント
122
アグロケア水和剤バチルス ズブチリス HAI-0404株
複数の作用機構を有する微生物製剤
BM 2
710/17
10/19
観察
廃棄

0
うどんこ病 再発か 3株/64株 発生初期?
この3株を処分した
3
810/19補殺コナカイガラムシ 発生4
90アグロケア水和剤バチルス ズブチリス HAI-0404株BM 2アプローチBI 1000倍
スプレー・アジュバント

概況

ハウスBは育苗用のハウスで、間口5.4m X 奥行き7.5mの、農業用としては小型の部類。この中に接木苗や挿木苗、実生の交配苗や台木苗など、計200株以上を押し込んでいた。6号鉢以下の幼苗とはいえ、これではあまりにも過密で、「うどんこ病が出るのも当然」という状態だった:p

こうなってしまったのは、地植えにするためのテスト畝での生育が芳しくなく、その対策が遅れてしまって苗が行く場を失ったから。現在は、去年交配した実生の幼苗64株だけを残して、他の150株は鉢植えのままハウス外に出した。

外に出した "温室育ち" の幼苗は、強光線、強風、雨にいたぶられているが、うどんこ病はいつの間にか消えてしまった。自然の栽培環境ではうどんこ病なんか出ないのが当然 なんだ。今のところ黒星病も発症しておらず、虫害も出ていない。黒星病の発症は時間の問題かもしれないけど。

ハウス内に残した幼苗64株(すべて交配してできた実生のHT)は、5号ロングスリット鉢で、樹高は40〜120㎝、平均で80㎝、シュート2本。現在、二〜三番花が咲いているが、樹勢(伸び)は良いもののステムが細く、花の重さを支えられないものもあるほど。病原菌への抵抗性も脆弱だろうと思われる。秋になって、ようやく強いシュートが出始めた。

 ハウスB で咲いた育種中の品種 1-02-02 10/20 撮影

備考(表の右端の項目)

  1. 殺菌剤の効果が目視でわかる程度になるまでには、呼吸を阻害され病原菌が死ぬまでの時間にプラスして、死んだ菌糸が葉面から消失するのは(風雨が当たらないハウス内では)意外と時間がかかり、およそ2週間後だった。

  2. ハウスAでは使わなかった「フルピカ フロアブル」を散布したのは、枝や葉柄の付け根に白いワタのような菌叢が出たため。これは「菌核病」(minorasu|basf) のようだ。殺菌剤・フルピカ フロアブル の作用機作は「アミノ酸およびタンパク質生合成の阻害」だが、これが適切な選択だったのか良く効いて、散布数日後には菌叢が消えた。*フルピカはばらの灰色かび病に適用はあっても菌核病はない。

    去年、大切にしていたデルバールの「ラ・ドルチェヴィータ」をこの「菌核病」が原因で枯らしてしまった。殺菌剤の作用機作を理解せず、とりあえず手持ちの殺菌剤を散布するというのでは効果はなく、残念な(悔しい)思いをした。

    殺菌剤は病原菌の生育ステージに見合った選択がポイントのような気がする。例えば盛んに菌糸を伸ばす時期ではないのに「H:細胞壁生合成阻害剤」を使用しても効果は小さいのでは。 FRACコードpdfファイルの "A" から "I" までの区分は、殺菌剤の作用機作が病原菌の生育ステージに合うように、ローテーションが組みやすいように、その順が考慮されている。このコードを作った人たち "FRAC: Fungicide Resistance Action Committee"pdfファイル は賢い。
  3. 実生苗64株のうち3株にうどんこ病の軽微な菌叢を発見。「フルピカ フロアブル」と「アグロケア水和剤」は丁寧に散布したので、ショック。交配してできた実生苗なので、遺伝的にうどんこ病に抵抗性の弱い株が混ざっていても不思議ではないのだが。

    10月19日追記:鉢の配置を変えていたのですぐに気づかなかったが、この3株は以前からうどんこ病に弱い虚弱な株だった。「防除記録 2022 夏」に記録している "一部の株" がこれ。数日間ハウス外に出し、強光線に曝すことで一旦はうどんこが消えたのだが、秋になって再発した。育種家ではなく私のような趣味のレベルでも「農薬を使わないと育たないような品種は作るべきではない」と思うので、廃棄することにした。

  4. コナカイガラムシ 発見

    かなり不気味な姿:p  菌糸のようなものも見え、葉の表面に落ちた排泄物がスス病を誘発している。
    ピンセットで挟みとって(簡単に取れる)、ティッシュに包み焼却処分。葉面のスス汚れは拭った。幼株とはいえこんなに汚れるまで気づかないなんて。。反省
     参照:県内で発生するカイガラムシ類|高知県農業技術センター

この防除記録は秋の終わりまで継続します。「まとめ」はその時期に。

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