10月23日 快晴。熊本の民窯 小代焼 ふもと窯 のギャラリーを訪ねました。そこで開催されている「百壷百花 バラ展」を拝見するためです。このバラ展は 唐杉純夫 さんの個展。
唐杉さんは「小代焼 ふもと窯」に近い熊本県南関町にお住まいで、福岡バラ会の大先輩です。
穏やかな秋の日。小代(しょうだい)焼きの里山は「窯元めぐり」が行われていました。
バラ展は、ふもと窯のギャラリーを利用して、百壷に数百花のバラという、個人のバラ展としては大規模なものです。
唐杉さんの愛培花 "メルヘン ケーネギン"
私が福岡バラ会に入会したのは2015年の秋ですが、唐杉さんはすでに福岡バラ会を退会されていました。唐杉さんが退会後もバラ栽培を続けてあることやバラの個展をされていることは、バラ苗を購入するために何度か訪れた熊本・南関の福島園芸さんから聞き及んでいました。
その後、福岡バラ会の会報「ローズ・ふくおか」のウェブページを制作する機会に、唐杉さんが書かれたいくつかの文章を読んでそのお人柄にとても興味を持ち、個人的に連絡をとって初めてお目にかかることができました。今年の夏のことです。
唐杉さんの文章は、「ローズ・ふくおか アーカイブス」 に、以下の5篇が掲載されています。
- 平成元年/1989 No.5 「1988年秋 ことしの決算」
- 平成3年/1991 No.6 「バラ随想」 「1990年秋の全国展に参加して」
- 平成5年/1993 No.7 「フンイキ時間とフンムキ時間」 「コルデス パーフェクタ」
これとは別に、日本ばら会の会報「ばらだより」の2001年版には「バラと遊ぶ12ヶ月」という連載が掲載されています。ユニークな内容の力作ですが、残念ながらこれはネット上には公開されていません。
夏に訪問したのは土用の丑の日。案内していただいた大型ハウス3棟の中は目眩がするほどの灼熱でしたが、お昼には、涼しい御座敷で「天然うなぎ」をはじめ奥様のお料理をいただき、帰りには切りバラをたくさん頂くなどの、恐縮するほどのご接待を受けました。唐杉さんにお目にかかるのは今回が2回目になります。
バラの栽培を学ぶというのは、栽培技術だけではなく、バラとともに生きるその喜びを学ぶことだろうと思います。二度お目にかかった程度では、唐杉さんのバラの世界を知ることはできません。
"南の関" (みなみのせき)は唐杉さんが見出した "フロージン'82" の枝変わりですが、その接ぎ穂をいただけることになったので、接木シーズンに再訪問して、できればご一緒に作業をしながらと思っています。
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