このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙くて誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

2022年1月27日木曜日

バラの芽接ぎ 台木の首を切る

この記事は、2021年9月26日:「バラの芽接ぎ」と、11月2日: 「パパメイアンの芽接ぎ」の続編です。


この数日、春が近づいている気配を感じます。

昨年の9月末から11月初旬に「芽接ぎ」をした8株の芽がちょっとだけ膨らんできました。台木の葉はほとんどが黄変して落ちたけど、まだ緑色を保っているものも少し残っています。

台木の首を切るのは、最も寒い1月末から2月上旬にかけてが適期だろうと思いますが、8株のうち9月26日に接いだ「フラゴナール」の芽が赤くなってきたので、まずその1株の首を切ってみました。

切った木口の処理は、①何もしない ②殺菌・癒合剤を塗る という方法もあるでしょうが、今回は接木テープで「鉢巻き」にしました。「鉢巻き」というより「帽子」みたいですね。接木テープは「ニューメデール」なので、芽の上に巻いたテープもそのままです。

約5週間前の12月25日に「デービッド接ぎ」した株は、接ぎ穂の新芽が3〜10㎜ほど出ています。それと比較すると「芽接ぎ」の芽の動きは緩慢ですが、現時点ではそれでいいのだろうと思っています。


1月31日追記:心配な芽接ぎの現況

前述のように昨秋の「芽接ぎ」は計8株。「デービッド接ぎ」の新芽が元気良く伸び始めたのに較べると、いささか心配になる程、芽の動きが芳しくない。完全に枯れているのではなさそうだけど、この時点で、ほんとうにこれでいいのだろうか?

「デービッド接ぎ」の株はハウス内のトンネルで防寒されているのだが、これらの芽接ぎ苗はHTなどの成株(鉢植え)と別のハウスに置いていて、そこは防寒されていない。その差なのか?

2021年9月26日の記事:「バラの芽接ぎ」の写真を見直してみると、台木の切り込みに対し、芽の切片がやや大きすぎる 気がする。ともあれ、今後どのように推移するのか観察を続けるために記録を残しておく。

今日、全ての枝先を切って、薄い液肥をやった。この後2月10日までの間に順次台木の首を落とし、「パワフルアミノ」を施肥する予定。

フラゴナール(Delbard)9月26日

ラ・マルセイエーズ(Delbard)10月25日

パパメイアン(Meilland)11月2日


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