ノイバラはとても強くて、挿し木は簡単なようです。ガイドブックなどには無菌の赤玉土などに挿すよう書いてありますが、畑の土でも特に問題はなさそうです。以下の写真は今年2月に挿したもので、120本のうち112本がOKです。失敗した8本の原因は不明ですが、成長のよい株は30cm程に枝を伸ばしており、たくさんの蕾をつけた株もあります。
除草や水やりの手間を省くために黒マルチを張っています。適湿の状態でマルチを張れば乾燥注意報が多発した3月も潅水の必要はありませんでした。90cm幅のベッドに5条挿しで、これは時期を見て養成畝に植え替える予定です。昨年は、3条で植え替えなし(放任)だったのですが、さすがにそれでは枝が伸びるばかりで太りが悪く、接ぎ木の台木としては細くてあまり良いものではありませんでした。養成畝は現在準備中ですが、投入する資材は牛糞堆肥、有機石灰、米ぬか、籾殻、自家製枯れ草堆肥(アクアリフトLN300使用)、宗像有機(JAの発酵鶏糞)の予定です。
次の2枚の写真は、バーバラさんの柳川の実家の庭にあった品種不明のオールドローズの挿し木と接ぎ木です。いずれも今年2月に作業したものですが、挿し木苗(左)のほうが生育が良く、すでに大きめの蕾をつけています。40本のうち35本がOKです。
条件が異なるので単純な比較はできませんが、『接ぎ木苗が挿し木苗よりも絶対優れている』ということは必ずしも言えないような気がしています。適切な例ではないかもしれませんが、私の「シュネービッチェン」10株は挿し木後3年目です。粕屋町役場庁舎前のそれのように大きくはありませんが、シュネービッチェンの美しさがとても見やすいし、花数にも不満はありません。しかし、シュネービッチェンの白と対比させたいと考えている赤が美しい「トランぺッター」は、私の環境では挿し木のその後の生育がいじけたみたいで芳しくありません。
蛇足:この写真の接ぎ木は、スイカの接ぎ木苗と同じ「割り接ぎ」で、手抜きしています。台木が真ん中で割られているのが見えますね。それが生育がよくない原因なんでしょうか。笑。
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