バラの光飽和点
今日のような晴天では午前9時を過ぎると太陽光の照度は バラの光飽和点とされる5万ルクスを超える。
今日の実測値は、南中する午後0時半で67000 lux、午後2時で71000 luxだった。この50000 luxを超える強光線は午後5時過ぎまで続く。
照度5万ルクスというのは、「ちょっと眩しい」「帽子か日傘がほしい」と思うような強さの日差し。
強過ぎる光線は植物に悪影響
「過剰な光エネルギーで起こる光阻害とその防御について」
高橋 俊一 光合成研究 23 (2) 2013
基礎知識がないと難解だけど、アマチュアといえども栽培者ならなんとか理解できるようになりたいと思っている。
私の対策
晴天の日は午前10時から午後5時頃まで、写真のように遮光率50%の白の遮光ネットを展開するとともに、赤花系のバラには更にハトロン紙の袋を糸目が見え始めた時期からかける。
遮光の効果
私のバラは葉っぱが大きいと揶揄されるが、これは窒素過多とドーピングが原因(笑)。
でも、『葉っぱが若々しくてキレイ』と褒めてもらうこともあって、最初それは「農薬を使わないからだろう」と思っていたが、そうではなく、この遮光の効果で活性酸素の発生が抑制されているからなんだろうと考えている。
遮光の逆効果
私のハウス内のバラは「うどんこ病」に悩まされ続けている。妻も自宅の庭の一隅に20株程のバラを育てているが、それらがうどんこ病に罹患したのを見たことがない。この「差」はなぜなのか?
原因は過度の「遮光」にあることに気づいた。うどんこ病菌は強光線の下では生きられないようだ。詳細は「うどんこ病」関連の記事で述べる。
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