このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙く、論理も雑駁で、誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

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2022年3月15日火曜日

バラの 芽接ぎ挿し 1ヶ月後

2022年2月8日「バラの 芽接ぎ挿し」の続編です。芽接ぎ挿しをして1ヶ月が経過しました。この時期、私の環境・方法では発根するまでに約2ヶ月かかります。芽は根よりも先に、挿木後すぐに動き始めています。


ウォラトン・オールド・ホール Wollerton Old Hall

F芽接ぎ(貼り芽接ぎ)で接いで 挿木 右:4本
デービッド接ぎ(枝残し) で接いで 挿木 左:1本
デービッド接ぎ(枝無し) で接いで 挿木 左:1本

芽接ぎ挿しを4本。左は比較対象のデービッド接ぎ(枝無し/枝残し)です。左奥の短い挿し穂は別品種。

芽接ぎよりもデービッド接ぎが優勢です。接ぎ穂が内包しているエネルギーの差と考えています。
デービッド接ぎ(枝無し/枝残し)の差は無いか、あるいは枝無しバージョンがわずかに優勢か。

写真撮影後に、芽接ぎ挿しの手前側2本の首を切りました。どのような違いが出るか。


ラジオ・タイムス Radio Times

F芽接ぎ(貼り芽接ぎ)で接いで 挿木 3本
デービッド接ぎ(枝無し) で接いで 挿木 1本

これも芽接ぎよりもデービッド接ぎが優勢です。

台木の葉は、挿木後に展開した新葉です。光合成をするとともに、接いだ部分にオーキシンを提供しているはずですが、デービッド接ぎの枝無しバージョンよりも生育が遅れています。

台木が持っているエネルギーはまず自身の新芽を展開するのに使われるのでしょう。この場合、どの時点で台木の首を切るのが良いのか経験不足で判断できずにいますが、もう少し早く切っても良いのかも?

でも今は発根し始める時期。新葉の光合成によって得られる効果は大きいのでは?

それを確かめるために、1本の首を切りました。その写真はありませんが、結果が出てからレポートします。

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