このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙く、論理も雑駁で、誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

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2013年2月8日金曜日

バラの 水挿し −4

2012年7月1日に投稿した「バラの 水挿し −3」のその後です。

6月1日に水挿ししたHT品種7本は、品種的な特性なのか時期の問題なのか、1ヶ月経過してもカルスの生成や新芽の発芽が極めて緩慢でした。

その後も生育は遅く、秋になった頃ようやく全部が発根したので鉢上げしました。発根時期もかなりバラツキがありました。残念ながら鉢上げの日付を記憶していません。写真を撮っているはずなんですがどこに保存したのか不明。

水挿しした7本は成長にかなりバラツキがあります。挿し穂を採取した部分が、茎(ステム)が太い部分と細い部分の成長が悪く、中間部分が良好だったのが印象的でした。

年末にハウスの中に移動し、今年になって「土と植物の薬膳」を施肥しました。その後は見違えるほど成長し始めました。手前中央の生育の遅れた株の葉には黒点病が出ていますし、葉そのものも貧弱です。しかし、施肥後に出た新芽は元気がよい状態です。

これならば今後も期待できるかもしれません。この写真の撮影後に「芽かき」をしましたが、さて、5月に花が咲くほど成長するでしょうか。

2013年12月追記:5月に花が咲きました。「クイーン・エリザベス」に似た上品なピンクの、直立型のHT(品種名・不明)でした。手元に2株残し、その他の株はお嫁に行きました。現在も各地で元気に育ってますが、接ぎ木株と比較すればやや樹勢が弱いように感じるには気のせいでしょうか。

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