バラやその他の植物で「土と植物の薬膳」の肥効テストをしています。その途中経過です。
コマツナの発芽テスト
テストの目的
「土と植物の薬膳」(以下「薬膳」と略記)の濃度が、発芽とその後の生育に及ぼす影響に付いて。たぶん「聞き違い」だったのでしょうが、『薬膳100%でもコマツナが発芽した』という話を聞いたので、その追試です。
テストの方法
「薬膳」の濃度を100%と50%にした培土と比較対象の「薬膳」0%培土に、コマツナを播種して発芽量とその後の生育差を見る
テスト開始日(播種した日)
1月4日(約1ヶ月経過/無加温ハウス内)
途中経過
- 「薬膳」100% 画面左端の4ポット 発芽せず 「薬膳」は EC(ms/cm)=5.9
- 「薬膳」50% 左から3列目 発芽・生育ともに良好
- 「薬膳」0% 左から5および6列目 発芽・生育ともに並み
附記:左から2列目と4列目は「薬膳」とは無関係のテストです。
左から5列目(「薬膳」0%)に、2月7日に「薬膳」のペレットと粉体を2ポットずつ施肥しました。施肥量は容量比で培土の1%以下です。
ビオラの生育テスト
テストの目的
「薬膳」と比較対象の肥料の肥効の差をみる
テストの方法
ビオラの購入ポット苗を鉢増しして、各肥料8グラムを1月24日に施肥
画面奥左から
無肥料 福岡野菜(有機配合肥料 N:P:K=8:10:8) バイオゴールドクラシック元肥
画面手前左から
パワフルアミノ 無肥料 「薬膳」(粉体)
施肥から2週間経過した2月7日の状況です。「薬膳」の肥効がすばらしい のがよくわかります。そしてこれは、「大洋グリーン」さんのテスト結果とも一致します。
意外だったのは「バイオゴールドクラシック元肥」。無肥料とほとんど変わりなくそれが何故なのか理解できません。もしかしたら苗に問題があるのかも?
附記:2つある無肥料のポットのうち、手前中央のポットに、2月7日「薬膳」(ペレット)を施肥しました。
「薬膳」適正濃度テスト
テストの目的
イチゴ苗を使い「薬膳」の適正な施肥量(濃度)を調べる
テストの方法
「薬膳」100%から、50% 25% 12.5% 6.25% 0%(無肥料)までの6段階(容量比)で苗を育てて生育差を見る
テスト開始日
1月4日 左の写真はテスト開始時。
配列
50% 12.5% 0%
100% 25% 6.25%
途中経過
無加温ハウス内で約1ヶ月経過した2月7日
特に目立つような生育差は無いが、25%と6.25%がやや良好か。12.5%があまり良くないのは、苗の根の状態に影響されているのかもしれない。
枯れるであろうと予想した「薬膳」100%(肥料の中に苗を植える!EC(ms/cm)=5.9 )も、生育は旺盛とはいえないまでもそれなりに育っている。
附記:このイチゴ苗は糸島のイチゴ栽培農家から頂いたものですが、忙しくて植える時機を逃し、ポットのまま露地に放置していた老化苗です。若い苗をハウス内で栽培したらもっと旺盛な生育を示すはずです。
バラ苗での肥効比較テスト
テストの目的
久留米市の「大洋グリーン」さんに取り寄せていただいたHT品種のバラ「朝雲」を使って、「薬膳」の肥効を他と比較する
テストの方法
比較対象の肥料は「IB化成」「パワフルアミノ」で、無肥料を合わせて計4鉢
テスト開始日
購入した大苗を7号ロングポットに植え替えた後、無加温ハウス内で約1ヶ月養生。2月7日施肥。正月頃から準備していたのにやや施肥時期が遅れてしまい、すでに大きな芽が出ています。廃品利用の小さなビニールハウスなんだけど、霜を避けられるだけでも効果は大きいんでしょうね。
施肥量
最初になる今回の施肥量は各30グラム。次回は生育の様子を見て判断。いずれの鉢も同時期に同量を施肥して、少なくとも1年間はテストを継続する予定
附記:「パワフルアミノ」は、この地域のバラ苗生産者が、例えば鉢上げしたバラ苗に使う有機配合肥料(化学肥料も含む)です。
0 件のコメント:
コメントを投稿