26日は快晴・無風。またグリーンパーク・バラ園に行きました。ERの香りを楽しみ、株元を納得いくまで見て回りました。ローズアドバイザーの小林さんにお会いし、お話を聞くこともできました。
穴を掘って肥料を入れる”壷肥”ではなく、表面に散布する方法です。有機物はウッドチップと穀物クズ(ヌカ)のようにも見えます。僅かに臭いがしますが、成分が異なるのでしょうか、場所によってその臭いにも少し差がありました。
小林さんが案内してくださった「シュート更新」の実例。 「初恋」 京成バラ園芸 1994年作出
15年を経過した株元から、新しくたくましいシュートが何本も出ています。
『シュート更新をするためには何より土作りがポイントです』
この場所は一般の人はあまり立ち入らない花壇の中ですが、靴底からふかふかの土の感触が伝わってきます。 株の向こう側に肥料が撒かれています。ここは草も生えていますね。意図的なのかどうかはわかりません。別の場所(斜面の修景バラ)で除草作業が行われていましたが、そこでは草を抜き取るだけではなく、土を軽く耕すというような方法でした。
『 寒肥にはちょっと早いんですが、この後ツルバラの剪定や誘引で忙しくなるので、今のうちに施肥しておくんです』
その「寒肥」ですが、ベースはウッドチップです。それに油かすなど5~6種類の有機物が混ぜ込んであるとの作業の方のお話。小林さんに詳しく聞きたかったのですが、それはやはり非礼かもと、あつかましい私でもちょっと遠慮し、「白いのは骨粉ですか?」と質問するのが精一杯(笑)
鶏糞の匂いは感じられず、わずかに醤油粕のような匂いが混じっていました。土も混ざっていますから「ぼかし」ですね。
小林さんに案内されバックヤードに(ワクワク)。奥様にもお礼を言うことができました。そこには事務所や資材庫、休憩所があり、小林さんの切り接ぎ苗が立派に育っていました。写真を撮りたかったけど、やはりちょっと遠慮。
前回48の話が出ましたが、資材庫の中には化成肥料は無さそうでした(無かったです)。1種類だけ肥料袋が積んでありましたが、それは腐葉土かバークのように見受けられました。48は即効性が求められるときだけ使われているのでしょうね。バラを見ても、48で無理に大きくさせられたという感じは無いですからね。
このように、寒肥は手作りの有機質(ぼかし)肥料です(確認したわけではない)。表面散布ですし、この時期が適当なのかも。
いろんなお話をうかがいましたが、グリーンパーク・バラ園のすばらしさは小林さんの熱意がベースになっているのだと強く印象に残りました。弟子として入門すれば、たぶん「きびしい師匠」でしょうね。機会があれば小林さんの講習会の受講生になろうと思います。それなら遠慮せず根掘り葉掘り質問もできますしね(笑)
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