このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙く、論理も雑駁で、誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

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2011年11月2日水曜日

鈴木ぼかし 1ヶ月後

雨が多かったこの1週間、ぼかしは寝かせたままでした。防水シートの上から触るとほんのりぬくもりが感じられました。ゆっくりですが、依然発酵が進んでいるようです。ぼかしの覆いを外してみました。(画像クリックで拡大)

ぼかしの山の内部はかなり発酵が進んでいます。燃えカスみたいな灰色は、たぶん放線菌の固まりかその生成物でしょう(と期待したい)。いい感じです。「鰹節工場」みたいな臭いも消え、今の臭いを例えて言えば・・「宗像有機」(JA取り扱いのペレット状発酵鶏糞)と同じ・・と言ってもわかりませんよね (^^; 「完熟発酵鶏糞」の臭いです。臭いはこのままお庭に撒いても問題ないと思われる程度まで少なくなりました。
もっとも、そらさんは堆肥の臭いを『いい匂い』と感じるひとですから(笑)

まだ分解されていないコロコロした固まりがあります。鶏糞なんですが指で潰せないほど固いので、篩にかけて選り分けることにしました。作業中やたらと汗がでました。ぼかしがぬるい風呂程度の温度ですから、お湯を張った大浴場をデッキブラシで掃除しているようなもの。無風状態での作業だったので汗をかくのも当然ですよね。

いい感じでしょ? べたつきはありません。赤玉土は原型を保っていますね。油かすと鶏糞は団粒化して赤玉土小粒と同じ程度の大きさに。これをバラの株元に撒いて少量のカニ殻を入れ籾殻燻炭でマルチングすれば、放線菌たっぷりの最高の寒肥でしょう(と自画自賛。使ってみなきゃわかりませんよね。笑)

篩で選り分けた鶏糞の固まりです。白いのはアクアリフト由来の放線菌の類だと思います。

これを少し乾燥してハンマーで砕き、今一度少量の米ぬかを加えて発酵を促します。もっと高品質の鶏糞ならばこんな手間は不要だったはず。また作るならば、鶏糞は「宗像有機」にします。

鈴木ぼかしの完成は今月末になりそうです。今しばらくお待ちください。

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