このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙く、論理も雑駁で、誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

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2021年10月12日火曜日

ひとりバラ祭り

今日午前中に満開になったバラたちは47本。累計97本。1/3以上の花が終わってしまった。コンテストより前に咲く花を100本と見積もったのはわずか2日前のこと。このまま開花が続くと10日後には恐ろしいことになりそうだが、 仕方がないので「ひとりバラ祭り」としよう。

雪まつり
 雪まつり
ジェミニ
 ジェミニ
ホット神崎
 ホット神崎
カノープス
 カノープス

「雪まつり」以外の写真はiPhone6sでの撮影だが、夕刻の光の中で色がズレている。

これらの花にはまだどことなく「夏バラ」の雰囲気がある。サイズが小さいし、その割には締まった感じがしない。
午前中は南風でとても蒸し暑かったが、午後から北寄りの風に変わって大気が入れ替わった感じ。気温が下がるのを期待したい。

コンテストに出品するのを諦めたわけではない。『あ、この子はもしかしたら・・』という感じのものも少しはある。コンテストは6年の経験しかないが、不思議なもので、入賞する花は蕾のうちからその雰囲気を持っている。
受賞は「相対評価」なので正確に言えば、「本当に良い花が咲くものは、蕾のうちからその雰囲気を持っている」ということ。つまりは「バランス」なのかなと思う。


花首がカクンと曲がるのはなぜ?

萎れているのでも傷ついているのでもないのに、花首が "固く" 曲がるのはなぜだろう?

2%ほどの花がこのように曲がる。このようになったものは、曲がった内側の細胞壁が固着したみたいな感じで、軸も円形ではなく左写真のように「方形」。これは無理すれば折れるし、添木では修正できない。

  • 私だけに起きる現象ではない
  • 花首が細くて弱い品種の曲がりとは症状が違う
  • HT以外では見た記憶がない
  • こうなりやすい品種とならない品種がある
    なりやすい品種:
    エレガントレディ、ジェミニ、あけぼの、魅惑etc.
  • 1株全ての花首が一律に曲がるわけではない

細胞壁を強くする働きのある「ケイ酸」を、珪酸塩白土やケイ酸カリの形で予防的に施肥したが、効果はない。


DONE:

  • 昨夕の散布の影響をチェックしたが、異常なし
  • ケイ酸カリ、鉄力アクアF10(二化鉄など)を一部の株の灌水に混入
    薬剤散布も施肥もこれが最終で、あとは徐々に灌水量を減らしながら、開花を見守る
  • 摘花47本。花が咲き終わった株(8鉢)をハウスから搬出。外のほうが気持ち良さそうだ
  • 赤花品種の日焼けは現時点では発生していないので、遮光はとりあえず不要
  • ハウス床面のモップ掛け(ハウス内の土埃を少しでも減らす・・つもり。『綺麗なバラが咲いてほしい』という、いじらしくも健気な心がけ・・なのか?)

モップ掛けの作業中にカマキリを3匹見かけた。1匹は産卵後で、バラの花首にカマキリの卵(卵鞘)が。
この夏は数匹のカマキリがハウスの中に住んでいた。ハウスは防虫ネットを張っているので、『エサになる虫なんかいないだろ?』と思ったが、見かけるたびに少しずつ大きくなっていた。何を食べていたんだ?



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