バラの花壇に使う真砂土を買いに「只越え」(宇美町と太宰府市の境)にあるマサ山に行きました。軽トラに積めるだけ積んで500円です。でも真砂土は重いから、荷台半分くらいの量で積載重量オーバーになってしまいます。欲張って多めに積んでもらうとあまりの重さにハンドルを取られふらふらと走行して危険極まりなし(経験者談/そんなことをしてはいけませんです。笑い事ではありません)。
それにしてもデカいショベルローダーですね。ショベルよりも軽トラの荷台がちっちゃいぢゃないか。
バラの育種 を仲間と共に学びたい初心者を対象にした オンライン勉強会 を計画中です。
オンライン ミーティングシステム "Zoom" を利用して、月2回(年間20回程度)の開催で、 参加費無料の勉強会です。
内容は「ばらの育種オンライン勉強会」 案内ページ をご覧ください。
バラの花壇に使う真砂土を買いに「只越え」(宇美町と太宰府市の境)にあるマサ山に行きました。軽トラに積めるだけ積んで500円です。でも真砂土は重いから、荷台半分くらいの量で積載重量オーバーになってしまいます。欲張って多めに積んでもらうとあまりの重さにハンドルを取られふらふらと走行して危険極まりなし(経験者談/そんなことをしてはいけませんです。笑い事ではありません)。
それにしてもデカいショベルローダーですね。ショベルよりも軽トラの荷台がちっちゃいぢゃないか。
田主丸の「スワ肥料店」さん(0943-72-3624)に(再度)行ってきました。目的は「カニ殻」の購入です。前回購入したものは、全量をバラサークルメンバーに引き取られてまだ不足だったので、今回は自分の分を含む追加購入です。2011年11月7日の記事「カニ殻とキトサンと放線菌」参照。
スワ肥料店さん:カニ殻を何に使われますか?
そら: バラです。
スワ肥料店さん:ああ、癌腫病対策ですね。
さすがというか、バラ苗生産農家も多いこの地区では バラの根頭癌腫病対策に「カニ殻」は定番 のようですね。
今回のは袋が変更されていました。カニの絵が消えて(残念)「保証成分量」が明記されています。
その後、何カ所かのバラを掘りあげて調べる機会がありましたが、幾つもの場所で根頭癌腫病にかかったバラがありました。また、実際に掘り上げることはしなかったものの癌腫を確認できる株があったり、ひどいものは通販で購入して届いたばかりの大苗に癌腫を削り取った跡が明瞭に残っているものもありました。
実感としては、根頭癌腫病は意外に多いです。癌腫病の病変を幾つも見たので、もう驚かなくなりました(笑)根頭癌腫病を引き起こす病原菌アグロバクテリウム ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)は密度を問わなければどこにでも存在している可能性が高く、何らかの原因でバラの抵抗力が弱くなると発病するように思われます。
癌腫病対策のもうひとつの方法「バクテローズ」は早くから注文しているもののまだ届きません。生産が間に合わないのだとか。噫。
仕方が無いので、今植え付けているものは1株ずつ根を洗い目視で確認しています。とりあえずカニ殻とアクアリフト300LNが頼りですが、根頭癌腫病に負けない丈夫な株を作ることがまず重要ですね。
お目当ては浜の小屋で焼く旬の牡蠣。
今年は身がプリッとして美味しいです。
柳川で育ったバーバラは『有明海産の天然牡蠣がいちばん』と思っているようですけど。
(上の写真の青いカゴに入っているのは「カキ殻」です)
でもほんとうは「玄界灘産カキ殻/シーライム」をJA糸島アグリで購入するのが目的です。
引用
- カキ殻を粉砕した物ですから良質で安心・安全です。
- 天然の動物石灰のため、カルシウム・ミネラル・微量要素を豊富に含み、ほくほくとした柔軟な土壌にします。
- 土壌の酸性化を防ぎ、発根促進・水の浄化作用、根腐防止の効果があります。
これをつぎに作るボカシに入れようと考えているのです。 美味しい焼き牡蠣を食べて、カキ殻はバラ園に。なんかいいでしょ?
シーライムは発表直後から使ってますけど、浜のカキ小屋の匂いがします。砕いただけでなく蒸製してあるはずなんですけど。でもその匂いが、いかにも海のミネラルたっぷりという感じがして気に入ってます。つぎに作るボカシはほぼ準備ができたので、年内に仕込みます。前回に懲りて、今度は100℃まで計測できる温度計も用意しました。
じつは(バーバラには内緒ですけど)シーライムは畑の倉庫に在庫があるんです。だから購入というのは名目で、ほんとは(これが真実)焼き牡蠣を食べたかったからです(笑)
時雨もようの中で、遅れていた根深ネギの土寄せをしました。バラの花壇を作るため二日連続でスコップを握っていたので、昨夜は右肘が痛く今朝も力が入りません。
自嘲
うしろすがたのしぐれてゆくか
山頭火
若い頃は百姓の真似事をするなど思いもしませんでした。土地に根をおろしそこで一生を過ごすよりも、たとえ漂白流浪の身であっても風のように気ままな人生に憧れていました。
私の家系はずっと昔からこの地の百姓であったことがお寺の過去帳などからわかります。その血が私にも流れているんでしょうね。私が愛用している平鍬と三つ又鍬は祖母が使っていたものです。どちらも私にはちいさなサイズなんですが、今ではそれもすっかり体になじみました。鍬を手にしながら、『あと何年生きられるかわからないけど、このまま土を耕しながら・・というのも悪くないかな』と思うようになりました。
まだやり残していた「CLアイスバーグ」の剪定を終える頃から冷たい雨になり、早めに切り上げて帰宅。
昼過ぎ、猿渡先輩が来訪され歓談。先輩の知識と経験の豊富さにあらためて刮目。
ストーブの火を見ていると、意識がトロトロしてきます。
こぼさんから借用しているバラのDVDに新品種の作出に関するエピソードが幾つか紹介されています。
例えば河本純子さん作出の「ブルーヘブン」(2003年)は、18年の育種期間中に100万個の種を播種したとか。
う〜ん、夢を見てるのか。
冷たい時雨が降る中、広島バラ園の田頭先生をお迎えして、1月に予定されている大剪定の説明がありました。
参加者は、粕屋町役場環境課、造園会社、維持管理会社そして私たち粕屋町バラサークルのメンバーです。
先生の今日のお話を私が理解できた範囲で要約すると;
『バラは5〜6年でピークを迎えます。6年というのは人間で例えると60歳、そろそろ定年です。10年経ったから植え替えようというバラ園もありますが、1月の大剪定は 更新剪定 をしましょう。今日はそのお手本をお見せします。』
ということで、四季咲き大輪のハイブリッド・ティー「ブランデー」(1981 アメリカ H.C.Swim&J.E.Christensen)を例に剪定作業が。
現在「ブランデー」は幾つかの花があり、先生の右手の位置まで高さがあります。これを約1/2に切っていきます。(見えている名札は左側のバラのものです)
鋏を持たれた先生は、さすがバラ栽培歴65年、お歳などまるで感じさせない手際で作業を進めていかれます。Gパンとワークブーツがよく似合ってますね。枝を切断する力の強いこと。
剪定後。枯れた太枝は歯の細かなノコで切断。これに剪定鋏を使うのは禁物で、鋏も痛めるし、無理な切断でバラの枝が割れるとそこから枯れが拡がるのだそうです。
「ブランデー」はシュート更新しないタイプなのでしょうが、やはり株元が寂しいですね。来年は新しいシュートが(たくさん)出てほしいですね。
冷たい雨が降り続きますが、先生はとてもお元気。次はスタンダードの剪定方法の説明です。
この株が6年生だそうで、ステンレス支柱の”横の輪”より下で切っていきます。
先生は、私たちがスタンダード仕立ての台木を育てているのをご存知でした。ブログをご覧頂いているようですね。ありがとうございます。
寒さがいっそう強まって、仕上がりの写真には参加者の震え上がっている顔がいっぱい写っているので割愛しますね。
田頭先生と同年の稲永会長もお元気で、寒さにもめげず午後の作業にも参加され、脚立に上がって「コーネリア」のスタンダードの剪定をお一人で仕上げられました。『春が楽しみ』と嬉しそう。
霙が降る中の午後の作業でトンネル部分のCLの手直し(昨日よりさらに切り込まれた)と、大部分のスタンダードの剪定が終わりました。みなさん、お疲れさまでした。濡れて冷えきった体を浴槽に沈めながら、今日もみなさんのおかげでいい一日だったと感謝。
完成しました。何人かの方には既にお披露目(そんな大げさなもんじゃないけど)がすんでいますが、臭いはほとんどありません。1ヶ月前より粒がさらに細かくなりました。この間切り返しはほとんどしていないので、バクテリアが分解したのだろうと思います。
コンテナ(と発泡スチロールの箱)に、25リットル入れて10個(250リットル)と、最後まで細かくならなかった固まり(鶏糞と大粒の赤玉土)25リットルの、計275リットルになりました。
単価は1株分5リットルで¥150 です。
反省点として、作業開始当初に発酵温度が上がりすぎたと思われます。アクアリフト300LNの強烈な発酵は知っていたのに迂闊でした。発酵温度の過上昇で死滅したバクテリアもあったと思われますが、その後も若干の米糠とアクアリフト300LNを追加し、緩やかながらも発酵が続いたので、いわゆる完熟の状態になったと思います。
2ヶ月かかりましたが、寒肥のシーズンにはぎりぎり間に合いました。明日以降、ご希望の日に配達します。
追加の注文もあり、次は使用する材料を自分なりにくふう(鶏糞を減らし魚粉とカニ殻を投入など)して、庭植え用の完熟ボカシではなく、グリーンパーク・バラ園のように生っぽいボカシを作ろうと目論んでいます。
私の菜園の畝の土の状態(見た目)を大雑把に比較すると、
以下の写真はグリーンパーク・バラ園で、たまたま写っていた地面の状態ですが、草が生えています。
バラ園全体がこうなのではありませんが、草が生えているかどうかにはあまり神経質ではないように思えます。
これらの草は意図的に播種されたものではないのでしょうが、ふと吉井町あたりの果樹園を思い出します。あれは『草を生やす方がいい』との判断があるんですよね。たとえ雑草でも裸畝よりはマシなのは、根圏にバクテリアがいるからでしょう?
現在急ピッチで花壇の準備を進めているのですが、マルチングをどうするか決めかねています。ボタ山の「環境美化集積所」のチップを使うのは止めました。代わりにJA取り扱いのウッドチップをかなり大量に購入したのですが、それよりも例えば根粒菌による窒素固定が期待できるマメ科のクローバなどを生やす方がいいのではないかと思えてきました。
バラの株元に意図的に草を生やしているバラ園を知りませんが、「美観」以外に何か理由があるのでしょうか?
こぼさんwrote; やはりバラには土作りが大事なことですね。
そのようですね。グリーンパーク・バラ園は、排水口の位置などからU字谷を埋めて作られたと推測しますが、もともとは赤土系の土壌だったと思われます。
これは斜面にある修景バラの花壇(株の大きさからして比較的最近作られた花壇?)ですが、土の状態がわかります。しかしバラ園の中央部分は15 年間に投入されたであろう有機物で、赤土のようには見えません。花壇の隅2カ所を手で掘ってみましたが、手のひらの深さまで掘っても耕盤層を感じないほどです。
バディさんも土に指を入れてみたそうですが、スッと入ったと言ってありました。
またグリーンパークに行きたくなりました(笑)
小林さんのお話では、「福山バラ会」のみなさんは会長さんをはじめとして、春と秋の2回、グリーンパーク・バラ園に来られるのだそうです。毎年のことなのか聞いていませんが、さすがですね。福山バラ会さんも、グリーンパーク・バラ園さんも。
鈴木ぼかし宜しく
はい。挿し木勉強会(座談会)がすんだら配布を始めます。
グリーンパーク・バラ園の寒肥ですが、ボカシと言えるかどうかなどは重要ではありません。でも、私が作った「鈴木ぼかし」と較べたらかなり生っぽいですね。バラ園全体が臭っていました(笑) ショックなのは、必ずしも臭いが消えるまで(完熟するまで)待たなくてもいいのだということ。表面散布する寒肥ならば、むしろ未熟な有機物も含まれていて、それが土着菌でゆっくり分解されていくのが好ましいのかも?と思われることです。
寒肥の施肥というより、花壇の土にいるバクテリアにエサと住処をやるという感じですね。
(話が飛躍しますが)お味噌とキムチを頂きました。どちらも手作りです。美味しかった。お味噌は良質な材料のそれぞれの味がして、しかもそれが調和しています。子どもの頃ばあちゃんが作っていた味噌の味を思い出しました。キムチは後味の良さと香りがすばらしい。今まで食べたことのない味です。味噌やキムチのおかげで元気いっぱい。
「材料を選び手間をかけて仕込み、発酵させる」
味噌やキムチ作りと、バラの肥料作りを一緒にするのはヘンですかね?(笑) 同じような気がするのですが。作るときの気持ちもね。たぶん。
この写真にはショベルローダーが動いた跡が見えます。ここで寒肥が作られたのは間違いなさそうです。かなり大量に作られているんですね。右側にフェンスの影が見えてますが、そのフェンスの向こう側にウッドチップが積まれています。
これがそのウッドチップです。右奥には土も見えてますね。
グリーンパーク・バラ園の寒肥の内容を聞けなかったのは、それが小林さんの長年のバラ栽培の経験の中から生まれた独自のレシピであると思ったからです。それは教えてもらうものではなく、自分で見つけ出さなければならないものでしょう。
猿渡先輩:容易に入手できる資材で、自分の環境にあったものを作る。例えば、発酵用微生物資材の納豆菌や放線菌などは自分で採取して培養する。
猿渡先輩も私もバラは畑で育てていますから、次のテーマは「自家製肥料」がおもしろいかも。最近、籾殻をもらいに行ったカントリーエレベータに大量の有機物(もみ殻、ヌカ、シイナ、精米作業から出るホコリなど)が屋外に山積みされている(もちろん自然に発酵している)のを知りました。『”産業廃棄物”ですから好きなだけ持って行ってください』とのこと。
「アミノ態窒素」を調べていたら、醤油粕を無料でくれる醸造元があるのを知りました。これもおもしろそう。
このあたりの農家のおじいさんは化成肥料のことを『金肥』(きんぴ)と呼びますが、昔は肥料は買うものではなく、自家製だったんですよね。 これはしばらくは遊べる目標になるかも?(笑)
26日は快晴・無風。またグリーンパーク・バラ園に行きました。ERの香りを楽しみ、株元を納得いくまで見て回りました。ローズアドバイザーの小林さんにお会いし、お話を聞くこともできました。
穴を掘って肥料を入れる”壷肥”ではなく、表面に散布する方法です。有機物はウッドチップと穀物クズ(ヌカ)のようにも見えます。僅かに臭いがしますが、成分が異なるのでしょうか、場所によってその臭いにも少し差がありました。
小林さんが案内してくださった「シュート更新」の実例。 「初恋」 京成バラ園芸 1994年作出
15年を経過した株元から、新しくたくましいシュートが何本も出ています。
『シュート更新をするためには何より土作りがポイントです』
この場所は一般の人はあまり立ち入らない花壇の中ですが、靴底からふかふかの土の感触が伝わってきます。 株の向こう側に肥料が撒かれています。ここは草も生えていますね。意図的なのかどうかはわかりません。別の場所(斜面の修景バラ)で除草作業が行われていましたが、そこでは草を抜き取るだけではなく、土を軽く耕すというような方法でした。
『 寒肥にはちょっと早いんですが、この後ツルバラの剪定や誘引で忙しくなるので、今のうちに施肥しておくんです』
その「寒肥」ですが、ベースはウッドチップです。それに油かすなど5~6種類の有機物が混ぜ込んであるとの作業の方のお話。小林さんに詳しく聞きたかったのですが、それはやはり非礼かもと、あつかましい私でもちょっと遠慮し、「白いのは骨粉ですか?」と質問するのが精一杯(笑)
鶏糞の匂いは感じられず、わずかに醤油粕のような匂いが混じっていました。土も混ざっていますから「ぼかし」ですね。
小林さんに案内されバックヤードに(ワクワク)。奥様にもお礼を言うことができました。そこには事務所や資材庫、休憩所があり、小林さんの切り接ぎ苗が立派に育っていました。写真を撮りたかったけど、やはりちょっと遠慮。
前回48の話が出ましたが、資材庫の中には化成肥料は無さそうでした(無かったです)。1種類だけ肥料袋が積んでありましたが、それは腐葉土かバークのように見受けられました。48は即効性が求められるときだけ使われているのでしょうね。バラを見ても、48で無理に大きくさせられたという感じは無いですからね。
このように、寒肥は手作りの有機質(ぼかし)肥料です(確認したわけではない)。表面散布ですし、この時期が適当なのかも。
いろんなお話をうかがいましたが、グリーンパーク・バラ園のすばらしさは小林さんの熱意がベースになっているのだと強く印象に残りました。弟子として入門すれば、たぶん「きびしい師匠」でしょうね。機会があれば小林さんの講習会の受講生になろうと思います。それなら遠慮せず根掘り葉掘り質問もできますしね(笑)
11月18日の「挿し木の楽しみー1」に書いた広島バラ園・田頭先生の『バラの寿命は10年程度』というお話が気になって、サークルの先輩方の経験を聞いているのですが、『もしかしたらそれは接ぎ木したバラゆえかも?』と(さしたる根拠もなく)思ったりもしています。
でも、接ぎ木かどうかは関係ないようですね。数日前、グリーンパーク・バラ園のローズアドバイザー小林さんに写真を写させてもらったお礼の電話をしました。その際に確認させてもらったのですが、この写真で小林さんの背後にあるバラは15年生だそうです。
それだけではなく、多くのバラが平成7年の開園当時に植えられた15年目のバラなのだそうです。バラ園のどこを見ても「寿命」なんて感じませんでしたが、それは「シュート更新」によって保たれているとのお話でした。
その株元です。たまたま写っているのを無理矢理拡大して不鮮明ですが、!0~12本ほどが出ています。どうすればこのように立派なシュートを出せるのでしょうか。
これは別の画像の一部分ですが、「土」が駕与丁バラ園とはずいぶん違いますね。
駕与丁バラ園の現状については、自分が見たことや先輩方の意見などから、私なりの認識(疑問点)もあるのですが、まずは2ヶ月後の大剪定(と一部の植え替え)でどうなっていくのか、見守りたいと思っています。
今月中にもう一度グリーンパーク・バラ園に行って、じっくり見てきます。
粕屋町バラサークルの平成23年度秋季バラ園視察会は、福岡県北九州市若松区のグリーンパーク(響灘緑地)のバラ園を訪問しました。
出迎えてくださったグリーンパーク・バラ園のローズアドバイザー小林博司氏と共にバラ園内を一巡し始めた直後から、バラのすばらしさ(葉数の多さとその美しさ、花の大きさ、病害虫の被害が皆無であること等など)に圧倒され、一同感嘆の声。
その後、小林氏からバラ園のご紹介がありました。小林氏のバラ栽培歴は45年だそうで、栽培を始められた頃のエピソードや氏のバラ栽培の勘どころなどのご説明もありました。
45年前はバラ栽培についての文献や栽培技術の紹介も少なかったそうで、栽培方法を学ぶために当時の数少ないバラ園のゴミ箱を調べたりされたのだそうです。廃棄されている肥料や農薬の袋から情報を得るためです。
小林氏のバラ栽培技術はそのような地道な活動の積み重ねから産まれたのであろうと思われるユニークな点が幾つもありました。美しいバラを目の前にしてのお話ですから説得力があります。
例えば48(ヨンパチ 高度化成肥料 N:P:K=16:16:16 16X3=48)。ベテランは有機肥料をベースに48を隠し味的に使う方が多いようですが、48を使うと独特の嫌みが出ます。それがわかっているので48を使っていることを隠す人もいるのですが、ここは違いますね。バラがのびのびと自然に健康的に育っている感じがします。
私は『どこかに1個くらいは黒点病があるんじゃないかな』と意地悪な眼で探してみたのですが(^^; まったくありません。バラ園は9名で維持管理されているのだそうですが、病葉はもちろん花がらもほとんどありませんでしたね。バラはこんなにもきれいなものかと、あらためて感動しました。
バラサークルのメンバーからも幾つもの質問が出ましたが、丁寧にかつ率直に答えてくださり、小林氏のお人柄に触れることができたような気がして、時が経つのを忘れて聞き入りました。
暖かい日だまりに私たちのためのベンチを準備し、奥様はおいしい飲み物もご用意くださって、しかも立ち見の一般のみなさんにまで振る舞われました。バラの栽培技術やバラ園の維持管理を視察するということは、じつはそのようなことを学ぶためかもしれないですね。
もっとじっくりとバラを堪能したかったし、私は小林氏の腰の道具もぜひ拝見したかった。でも時間がなくて。もう一度(いや二度も三度も)訪問してみたい、そんなすばらしいバラ園でした。
小林さん、奥様。どうもありがとうございました。
駕与丁バラ園の進入道路沿いに植えられた猿渡先輩のフェンス仕立てのバラ(自根)は、成長のよいもの(CLやRambleなど)は2メートルほどの高さにもなっています。
みごとなので、いつ挿し木をされたのか、確認のため日を変え場所を変え3度も質問したのですが、答えはいつも『うん、今年の春よ』。でもやっぱり気になるので4回目の同じ質問に、『挿し木は去年、植え付けたのは今年の春』とのお答え。先輩~(^^)~ 質問の仕方が悪かったみたいね(笑)。
『菊の場合は、挿し穂の基部に針で穴を開けて発根量を増やす手法もありますよ。開けすぎると腐りやすくなるけどね』
おもしろい! 偶然 <穴があいた穂木> を見ましたよ。
これは「芽接ぎ挿し」の比較用穂木(挿し木後20日経過)ですが、上の挿し穂の基部付近に穴が3個と縦の割れ目が見えています。で、そこから発根していますね。
この穴は意図的に開けたものではありません。そういう知識はなかったし、挿す前にこれがあればその部分は切り捨てたはずです。何がこの穴を開けたのでしょうね。ともあれ、1月の挿し木実習では先輩のご指導をいただいて、穴をあける手法も試してみよう。
この写真は説明用で挿し穂は未調整ですが、直感的に『これも使える!』と思いました。穂木が若い場合や細い場合は特に有効かもしれませんね。
またYouTubeネタで恐縮ですが、3番目は「挿し穂の基部を縦に4分割する」というテクです。以前にも紹介したことのある、ルートンにむせびながら(いや、咽せながら)頑張るオニイさんです。
"Cloning a rose bush."(YouTube)
剪定ばさみをステム(茎)の中に差し込んで(X)の形に4分割。これはいけばなで水のあがりの良くない木などを剣山に挿すときに使われるテクですが、バラの挿し木としてはユニークですね。比較的長い穂木の緑枝挿しで使われています。保湿は「衣装ケース」です。私も使ったことがありますが、真冬でも室内に置けばカビが発生するほど保湿効果は抜群です。そしたら(あるいは事前に)「オスバンS」の出番です(笑)こういう場合は効果てきめん。
4番目は挿し木ではなく、バラの「取り木」です。
"BEST METHOD FOR PROPAGATING ROSES"(YouTube)
「ノックアウトローズ」が使われています。私が理解したその手順は:
これもおもしろそうだから試してみよう。ついでに「高取り木」も。。
これら挿し木に関連するのが植物ホルモンの「オーキシン」です。私たちが使っている「オキシベロン」は、その一種のインドール酪酸の製剤ですね。日本植物生理学会の「みんなのひろば/質問コーナー」には関連のおもしろい(難しいけど)情報が満載です。例えば;
一部引用:
植物ホルモンが移動することは一般によく言われていますが、その移動は動物におけるホルモンの移動と意味がかなり異なっています。一番はっきりしている移動はオーキシンの極性移動で、茎頂、若い葉などで合成され、先端部から基部(根端)へ向かう(求底的)移動をします。この移動は導管、篩管などの管状組織の中を「流れる」ような移動ではありません。(引用ここまで)
茎頂、若い葉などで合成された「オーキシン」は、細胞間のバケツリレーで上から下に運ばれるのだそうです。「オーキシン」って、高校の生物の教科書に出てくるんだそうですね。私は岐阜大学・福井先生の「種苗生産学(Nursery Plant Production)の講義内容」を読むまで、その名前すら知りませんでした。
別サイトですが、これも参考になるかも; 森のコラム12.樹木が水を運ぶしくみ
「浸透圧」と「凝集力」が説明されています。これも正確なことは知りませんでした。 読んだからといってすぐ挿し木の役に立つものではありませんけどね。
第3回芽接ぎ勉強会のときに、私のバラ園予定地の草取り作業をしていただきました。それを契機に、準備作業(土作り=大量の牛糞堆肥と籾殻燻炭を投入して天地返し)を進めています。りんかちゃん、みなさん、ありがとう。そこに植える予定のバラ(1~3年生)の株元を調べながらバーバラが『接ぎ木苗よりも挿し木苗の方が健全に育っているみたい』とつぶやいています。
それらのバラは、バラサークルに入会してからのこの3年の間に、挿し木と接ぎ木で作ったおよそ50株です。少し思うところがあっていずれも放任(無肥料・無農薬)栽培です。
『無肥料・無農薬で育たないやつはおれのところに植えられる資格はない』などと無茶苦茶な屁理屈を捏ねて自分の怠慢をごまかしていたのですが、最近はバラの方が『ちゃんと面倒を見れないやつにバラを栽培する資格はない』などと口応えをするようになりました。3年生になって、誰かさんみたいに生意気になりました(笑)
与太話はさておき、このような状況ですから語る資格はないのですが、なぜか人気がない挿し木(自根)のバラも捨てたもんじゃないと思っています。
広島バラ園の田頭先生の『バラの寿命は10年程度』というお話が気になって、サークルの先輩方の経験を聞いているのですが、『もしかしたらそれは接ぎ木したバラゆえかも?』と(さしたる根拠もなく)思ったりもしています。
岐阜大学 応用生物科学部 園芸学研究室 福井博一教授の「種苗生産学(Nursery Plant Production)の講義内容」から一部引用:
2)2)接ぎ木繁殖 ⑦花芽分化の促進
通常接ぎ木をすると、台木と穂木との間の接ぎ木部位の維管束の結合が必ずしも順調にいくとは限らず、養分の移行が不良となることが多い。その結果、光合成産物が地下部に移行しにくくなり、接ぎ木上部に炭水化物が蓄積されるようになる。
たぶんそれだと思うのですが、株元が(特にスタンダード仕立ての接いだ部分が)異様に膨れ上がったものがあちこちにありますよね。果樹などではこれは歓迎されることなんでしょうね。バラも花数が増えたり大きな花が咲いたりするのかもしれませんが、寿命という点ではどうなんでしょう?
以前にも紹介したことのあるPaul Zimmermanさんの
"The Difference Between Own Root and Grafted Roses" (YouTube)
このビデオでは接ぎ木と自根の違いの説明した後に自根バラの利点を述べていますが、HTや切り花品種,展示会に出すバラを除く、ガーデンローズ(シュラブやクライマーやランブラーなどを含む)には自根バラを薦めています。その理由は、自根だから次々に新しい cane (茎 シュート)が出てみごとなブッシュを作ることと、寒さに強いことを挙げています。
備考:Paulさんの前歴はスタンダップ・コメディアン(日本風に言えば「お笑い芸人」?)だったんですね。どうりでしゃべりが上手でおもしろいはずです。
「ブッシュ」と言えば;
グリーンパーク・バラ園を訪問したときの2枚目の写真で、小林さんの背後にあるバラ、特に右手の下方向にあるバラの株元を見て驚くのですが、たくさんの茎が出ています。これは自根ではなく接ぎ木でしょうが、バラのブッシュの理想的な形のひとつと思います。株元には自然な陰ができ、風が吹けば枝や花がそよぐという、そんな風情です。栽培方法は異なるにしても、私もこんなバラのブッシュを作ってみたいです。
Paulさんに戻って、誤訳混じりの超意訳;
接ぎ木の方が初期生育が早い』というが必ずしもそうではない。なぜならば、接ぎ木苗は購入する時点で既に2歳半なんだ。台木の育成に半年、接ぎ木後に2年の育成期間。挿し木の2歳半と較べたら一目瞭然。
なぜか笑ってしまうほど強引な比較ですが、妙に納得するところがありますね。
"Own Root First Season" では、"less" をキーワードに自根バラ1年目の育て方を説明して、『最大で最も重要なことは patience(我慢・忍耐)』と言っています。
私のこのでかい手のひらも赤ん坊のときは小さかった。赤ん坊のバラが育っていく、その過程を見守ることをエンジョイしてください。
朝倉インターで降り田主丸に向かって朝羽大橋を渡るとき、河川敷のススキと筑後川の流れが逆光に輝いてとてもきれいでした。
「スワ肥料店」09437-2-3624 さんは、私がいつも利用するJAやホームセンターとは異なり、果樹・園芸農家対象の専門店です。品揃えがまるで違いました。見たことも無い肥料や資材が山積みされていたので店内をキョロキョロ。 岡恒の剪定ばさみは置いてありましたが、バラ息さんも使ってある岡恒の接ぎ木ナイフや本物の「田主丸型接木小刀」は「置いてない」とのこと。もしかしたら正体不明の怪しげな一見さんには・・?(笑)
閑話休題。「パワフルアミノ」です。有機主体の、化成肥料も含む肥料のようですね。
指定配合肥料
生産業者保証票
肥料の名称 光有機入り粒状肥料ふ631号
保証成分量(%)
窒素全量 6.0
内アンモニア性窒素 3.0
りん酸全量 3.0
内く溶性りん酸 1.3
内水溶性りん酸 1.0
加里全量 1.0
原料の種類
(配合原料)
副産複合肥料、植物油かす類、硫酸アンモニア、骨粉質類<蒸製骨粉>、化成肥料、硫酸加里
備考:1重量割合の大きい順である。
2<>内は骨粉質類の内容である。
3蒸製骨粉は豚および鶏に由来するものである。
バラ息さんのブログ「いぶし銀のバラ屋」に、実際に使用されている写真 があります。
驚くべき苗の成長の早さ! わずか3~4週間でこれほど成長するのですか。同時に、パワフルアミノの分解が進んでいる様子も見えます。バラ息さん、貴重な情報ありがとうございます。私(たち)も苗を鉢上げするときに使ってみます。
あ。。私(たち)の「芽接ぎ」がうまくいくかどうかはまだわからないのでした(笑)。
田主丸の「スワ肥料店」さん(0943-72-3624)から「カニ殻」を購入してきました。「いぶし銀のバラ屋」のバラ息さんに教えていただいた資材です。バラ栽培農家は根頭癌腫病の対策(など)にこれを土壌に鋤き込むのだそうです。
砕かれていますがその大きな破片は1cmを超えます。写真には写っていませんが微粉末も多く含まれています。手に取って臭いを嗅ぐと「魚の干物」と同じ臭いがします。
さて、これをこのままの状態でみなさんのお庭に撒くのはいかがなものでしょう? いったん放線菌で「土ぼかし」にしたほうがいいのかも。では、その方法は?
バラ栽培農家がカニ殻を使用する理由は、その中に含まれる「キトサン」と関係があるのだそうです。バラサークルのメンバーで「キトサン」(クエン酸溶液)を使用されている方も多いようですね。
私は使ったことは無いのですが、通販の宣伝記事には「バラの挿し木を成功させるキトサン」とか「バラの黒点病にキトサン」ってのがありますね。(なぬ?バラの挿し木にキトサン? 試す価値有りや無しや?)
- Wikipedia「キトサン」より一部引用;
工業的には主として、カニやエビなどの甲殻類の外骨格から得られるキチンを、濃アルカリ中での煮沸処理等により脱アセチル化して得る。
バラ栽培農家はキトサン(溶液)ではなくカニ殻を直接土壌に鋤き込みます。これは土壌中に存在する放線菌を利用してカニ殻のキチン質(キチン+キトサン)を分離・変換し、結果としてキトサンが土壌の中で効果を発揮するという構造でしょうか。
- Wikipedia「放線菌」より一部引用;
放線菌は特に抗生物質を生産する菌が多いので重要である。(snip) 放線菌はカニ殻やエビ殻等の甲殻類に含まれるキチン質と呼ばれる物質を好むものもある。このキチンはキチナーゼという酵素(そら註:この酵素は放線菌が作りだす)によって分解され、糸状菌等の病原菌の活性を抑制する効果があり、農業や園芸においてEMぼかし等の肥料に大量に用いられている。特に冬など寒い季節や落ち葉の下の寒い場所を好む。竹林など多くの場所に生息している。
もし放線菌を使ってカニ殻を土ごとぼかすならこの季節は最適ですね。畑の隅に猟友会によって仕掛けてあったイノシシ捕獲用のワナ(檻)ですが、ぜんぜんかからないから孟宗竹林の奥に移動されました。で、イノシシをおびき寄せるために竹林のあちこちに米糠が撒かれているのですが、これに放線菌(だと思う)のみごとなコロニーができています。土着菌なら最高?だそうですから、カニ殻+竹林の山土+放線菌のコロニー+籾殻燻炭+少量の米糠で「土ごとぼかし」を作るのはどうでしょう? ちなみに、竹林の山土(竹の腐葉土混じりの赤土)は、アサガオ栽培の愛好者にとってはとても優れた培土なんだとか。でも(放線菌は種類が多いそうだし)うちの竹林の放線菌にとってカニ殻は初めてのごちそうだろうから、うまく分解できるのかな?
ともあれ、おもしろそうですから私はこれを試してみます(そら版”オーガニックは楽しいよ”)。でもこれはテストで、基本は畝にカニ殻+アクアリフト(放線菌 好気性+通性嫌気性)です。
どのように使うかにもよりますが、庭植えのバラの場合は1株あたり1回 0.5Kg もあれば十分ではないでしょうか。もっと少量でもいいのかも。放線菌はどこにでもいるので、まず庭の隅に浅く少量のカニ殻を鋤き込んで様子を見るのがいいでしょうね?「放線菌はカニ殻があると爆発的に増える」とどこかに書いてありましたが、さて目に見えるほどの土の変化があるのでしょうか、どうでしょう?
「パワフルアミノ」も購入してきました。詳細は明日投稿します。
雨が多かったこの1週間、ぼかしは寝かせたままでした。防水シートの上から触るとほんのりぬくもりが感じられました。ゆっくりですが、依然発酵が進んでいるようです。ぼかしの覆いを外してみました。(画像クリックで拡大)
ぼかしの山の内部はかなり発酵が進んでいます。燃えカスみたいな灰色は、たぶん放線菌の固まりかその生成物でしょう(と期待したい)。いい感じです。「鰹節工場」みたいな臭いも消え、今の臭いを例えて言えば・・「宗像有機」(JA取り扱いのペレット状発酵鶏糞)と同じ・・と言ってもわかりませんよね (^^; 「完熟発酵鶏糞」の臭いです。臭いはこのままお庭に撒いても問題ないと思われる程度まで少なくなりました。
もっとも、そらさんは堆肥の臭いを『いい匂い』と感じるひとですから(笑)
まだ分解されていないコロコロした固まりがあります。鶏糞なんですが指で潰せないほど固いので、篩にかけて選り分けることにしました。作業中やたらと汗がでました。ぼかしがぬるい風呂程度の温度ですから、お湯を張った大浴場をデッキブラシで掃除しているようなもの。無風状態での作業だったので汗をかくのも当然ですよね。
いい感じでしょ? べたつきはありません。赤玉土は原型を保っていますね。油かすと鶏糞は団粒化して赤玉土小粒と同じ程度の大きさに。これをバラの株元に撒いて少量のカニ殻を入れ籾殻燻炭でマルチングすれば、放線菌たっぷりの最高の寒肥でしょう(と自画自賛。使ってみなきゃわかりませんよね。笑)
篩で選り分けた鶏糞の固まりです。白いのはアクアリフト由来の放線菌の類だと思います。
これを少し乾燥してハンマーで砕き、今一度少量の米ぬかを加えて発酵を促します。もっと高品質の鶏糞ならばこんな手間は不要だったはず。また作るならば、鶏糞は「宗像有機」にします。
鈴木ぼかしの完成は今月末になりそうです。今しばらくお待ちください。
「バラ類 根頭がんしゅ病」タキイ種苗株式会社 病気情報|バラ類 根頭がんしゅ病
病原菌はアグロバクテリウム ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)という細菌の一種で、1~3本の鞭毛を有する1~3×0.4~0.8μmの棹状細菌
これはまた別の事例です。今年5月に新苗として植え付け。2番花まで咲いたものの、その後緩やかに樹勢が衰え、調べたときはほとんど枯死に近い状態でした。
驚いたことに、この株にもバッドユニオン直下に "麻ひも" が食い込んでいました。
そして、巨大な根頭癌腫病の瘤が。噫々。
今こうして写真で見ればすぐにわかりますが、植え付け時に見落とすのもやむを得ないほど細い紐でした。(でも、なんでここに麻ひもが巻かれているんだ?)
しかし、この2例から、健全な生育が妨げられば、その結果株が本来持っているはずの抵抗力が弱まると根頭がんしゅ病ができやすくなるのだということが推測できます。