ハウス内の鉢植えで栽培しているコンペティション・ローズのハイブリッド・ティは、春の二番花を咲かせずに五枚葉5〜7節でピンチを繰り返し、品種にもよるが4段、樹高が3メートルほどになった株もある。最終段は放任し、鬼のように片っ端から摘蕾した。
放任した最終段はマツバホウキ状に展開するので、秋の剪定に備えて若葉が展開している最終段をバッサバサと非情に切り落とした。秋剪定では私は原則的に新梢の2段目を切るので、「予備剪定」と捉えるなら3段目の切除でもいいのかもしれないが、ステムの下部(1段目と2段目)に葉が少ない株もあるので、現時点で3段目で切るのはちょっと躊躇する。
『秋に咲く一輪のために、このような管理をするのは果たしてどうなのか』と疑問が常に頭をよぎる。でも、たぶん私にとってはこのようなコンペティション・ローズの栽培は今年が最後。どんな花が咲くか見届けようと思っている。コロナ禍で秋のコンテストが開催されるかも怪しくなってきたみたいだけど。。
追記
HT(ハイブリッド・ティ)の秋の花枝の剪定については、福岡バラ会のサイトに具体的な方法が説明してあります。
8月のページをご覧ください。これの著者は福岡バラ会の重鎮・小林 彰氏。長年に及ぶバラ栽培の実績をもとに細部まで検証されたガイドで、日本バラ会の会報「ばらだより」にも年間記事として連載された、コンペティション・ローズ栽培のバイブルとも言える方法です。
このガイドの出版には、私もいささか関与させてもらったので、どこに何が書いてあるか頭に入っているのですが、へそ曲がりな私は必ずしもこのとおりに剪定するわけではありません。
・・と言うか、「真似をしようにも "基が違う" からこのようにはできない」というのがホントのところです。笑。
DONE:
- HTの予備剪定 1回目
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