福岡バラ会の「薔薇研究(糟屋)三人組」が久しぶりに顔を揃えて現地検討会をした。テーマは、10月23日〜25日に福岡市植物園で開催される福岡バラ会の「秋のばら展」出品に向けての、HTローズなどの栽培管理について。
冷たいおやつだけでなく、資料やノート持参で、しかもあらかじめ検討項目を準備されている、その熱心さに敬服。
もちろん私のバラが検討対象で、『葉が綺麗』という以外にはこれといった褒め言葉が出ない中で、唯一好評だったのが、下の写真の株: フロージン'82 1982年 ドイツ Mathias Tantau, Jr. 作出。
好評だったのは私の肥培管理ではなく(笑)、この フロージン'82 そのもの。美しくバランスの良い葉と、素直にまっすぐ伸びるステム。難を言えば現時点ではステムがやや太いだろうか。
これは福岡バラ会の今年の「配布苗」、つまり新苗。苗が良かったのか、肥培管理が適切だったのか(その両方ということにしておこう)良い育ちをしている。苗は5号ロングスリット鉢だったが、リッチェル10号に鉢増しするときに噛ませた割竹がそのまま。7月に外してそこに新しい培養土を入れる予定だったけど、育ちが順調だったので実行せず。4本ともにベーサルシュートで、2段目の "sweet point"(段中程の節間が短い部分)で剪定。
左の写真にステムが4本あるのは、中央のステムがまだ小さなベーサルシュートの段階で "このままでは強すぎる" と判断し、やや遅れて出た1本を養分を分散させるための「捨て枝」として残したから。これは今日の検討会終了後に切除して3本仕立てにした(写真:右)。
仲間がいれば喜びは三倍
縁あって福岡バラ会で出会い、数年を一緒に過ごし、そしてこの秋のばら展後には、それぞれが自分の道を歩む。
久しぶりに、ハウスに笑い声が。ありがとう。
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