このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙くて誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

2021年9月4日土曜日

秋剪定 本格スタート マグホス液肥

剪定 HT(ハイブリッド ティ) 8品種 24株 累計11品種 38株

  1. ロッシ⁺
  2. 蒼い月
  3. エレガント レディ 5株
  4. フロージン82
  5. あけぼの 6株
  6. ジェミニ 6株
  7. ロージー クリスタル
  8. コルデス パーフェクタ 3株

"あけぼの" について

「私とあけぼの』   荒木 繁
「ローズ・ふくおか」昭和62年/1987 No.4 掲載

写真:「あけぼの」
第137回 秋のばら展 コンテスト部門 天賞受賞花


マグホス 液肥

マグホス は多木化学㈱の「苦土過燐酸石灰」肥料。
保証成分:リン酸17% 苦土3.5%。保有成分:カルシウム ケイ酸 鉄 マンガン 亜鉛 モリブデン。

これをクエン酸に溶かした液肥は以前から使っているが、適当な濃度だったので(笑)あらためて計測してみる。

  • マグホス200㌘を予めクエン酸2%水溶液に混ぜておく。この溶液は静置すれば上澄みと沈殿物に2分する。
  • 攪拌した溶液(”豆乳”みたい)20㏄を8000㏄の水で希釈(400倍)すると実測値TDS=193ppm、pH=6.37になり、これを全株に灌水。
  • ちなみに、30㏄を8㍑に希釈すると261ppm, pH5.85 になった。リン酸を効かせたいときは30㏄にする。

成分濃度を計算してみる

マグホスの肥料成分は約20%。200㌘の20%は40㌘。これを2000㏄のクエン酸水溶液に溶いたので、その肥料濃度は5%=50000ppm。水で400倍希釈すれば125ppmになる計算。希釈に使った農業用水はTDS=96ppm, pH7.37 なので、125+96=221で実測値に近い。221ppmと193ppmの差は、私の器具では笑って済ませる範囲。pHは6.37 これもOK。



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